史上初のW杯ベスト8入りを狙った日本は、最大の山場で再び崩れ、悔しい気持ちを残すことになった。
今回のW杯ではアジア勢の躍進が続いた。日本がグループステージでドイツ、スペインを破り首位通過すると、オーストラリアと韓国も2位で決勝トーナメントに進んだ。
日本ほどではなくとも、オーストラリアはデンマークに1-0、韓国はポルトガルに2-1とそれぞれ強豪に勝利し、堂々とベスト16に合流しただけに行き沖は格別だった。
アジア勢がW杯ベスト16に3チーム進出したのは今回が初。さらには南米勢(ブラジル、アルゼンチン)より多く生き残ることができていた。
しかし、決勝トーナメントはまったくの別物だった。オーストラリアはアルゼンチンに善戦するも1-2で敗れた。韓国はブラジルに1-4と大敗した。日本はそれらと比較すると、相対的に可能性の高いクロアチアと相まみえた状況だった。
実際、日本は前半43分に前田大然のゴールで先制し、史上初のベスト8進出に希望を燃やしていた。ただ後半10分、イヴァン・ペリシッチに同点弾を許すと、90分で勝敗を決めることができなかった。
延長戦も同様だった。日本は身体条件を活かしたクロアチアの攻勢に苦しみながらも、持ちこたえて反撃を続けながらチャンスをうかがってきた。
結局、決着はPK戦で付けることになった。経験の問題だろうか。日本は1番手の南野拓実、2番手の三笘薫が連続でシュートを失敗。さらにはキャプテンの吉田麻也も失敗してしまい、またしてもベスト8を目前に大会を去ることになってしまった。
(記事提供=OSEN)