日本メディアは前日の8日、鈴木のWBC参加意思のニュースを一斉に報じた。鈴木は自身のSNSで「報告が遅くなりすみません。僕もWBCに出場させていただきます。足を引っ張らないように精一杯頑張ります」と綴り、WBC出場への意気込みを伝えた。
2009年大会以来3度目のWBC優勝に挑む侍ジャパンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、そして鈴木とメジャーリーガーが続々と合流し、最上の戦力を構築している様子だ。
栗山英樹監督が数カ月をかけて選手を説得した努力が、大会が近づくにつれて実を結んでいる。
韓国が最も警戒しなければならない選手は、断然メジャーリーグ最高のスターである大谷だ。
昨季に満場一致でアメリカン・リーグMVPに輝いた大谷は、今季も打者として打率0.273(586打数160安打)、34本塁打、95打点、90得点、11盗塁を記録。投手では15勝9敗の防御率2.33を記録し、MVP投票では2位に入った。
新シーズン開幕前に行われるWBCには100%のコンディションに参加することは難しいが、リリーフ登板の可能性も言及されているほか、栗山監督は大谷の“二刀流”起用を明かしている。
2009年WBCで日本の優勝をけん引したダルビッシュも、14年ぶりに代表復帰する。パドレスでキム・ハソンとともにプレーしているダルビッシュは、今季メジャーリーグで16勝8敗の防御率3.10を記録した。
そんな侍ジャパンと1次ラウンドのプールBで激突する韓国も、いつになく選手構成に力を入れている。
トミー・エドマン(セントルイス・カージナルス)やロブ・レフスナイダー(ボストン・レッドソックス)など、メジャーリーグで活躍する韓国系選手を代表に招集する可能性が高い。
国内KBOリーグを代表する看板打者のイ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)は、「野球代表に対するイメージはほかのスポーツの代表チームと比べて良くないと思う。そのような視線を克服するためには、選手たちが結果で示すしか答えがないと思う」とWBCに意欲を示した。
完全体になりつつある日本と、直近2大会連続でのトーナメント敗退からの雪辱を期す韓国。来年3月10日に東京ドームで行われる“日韓戦”が今から楽しみだ。
(記事提供=OSEN)