実際、レスター戦のゴラッソには「日本の新鋭・三笘、プレミア4点目爆発」(『OSEN』)、「“日本の特級”三笘の幻想的シュート」(『スポーツ京郷』)など絶賛が続々。『スポータル・コリア』は「プレミアリーグが惚れた日本の天才ドリブラー」と題し、「三笘は自身の活躍でプレミア上位勢の注目を集めている。カタールW杯ベスト16も加わって株価は急上昇するだろう」と早くも今後の去就を気にしている様子だ。
そのなかで特に多い反応が、韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)との比較である。レスター戦の得点にしても「ソン・フンミンを連想させる活躍」(『NEWSIS』)や「“ソン・フンミン・ゾーン”幻想的シュート」(『InterFootball』)と韓国のエースが例に出され、「ブライトンのソン・フンミン」「日本のソン・フンミン」「SONのそっくりさん」などニックネームを付けるメディアもチラホラと出ている。
ただ、最近では三笘と対照的にソン・フンミンが不振に苦しんでいることもあり、韓国サッカーファンの間で「三笘vsソン・フンミン」の議論も白熱しているようだ。
韓国最大手のポータルサイト『NAVER』で2人の名前を検索してみると、Q&Aサービス「知識IN(日本のヤフー知恵袋に相当)」には「ソン・フンミンvs三笘は三笘の圧勝と見て良いのでしょうか」「正直、現時点のパフォーマンスを見ればソン・フンミンより三笘が上手くやっていますが、どちらの選手が優れているのでしょうか」といった比較の質問が並んでいる。
これらの回答を見ると、「歴代選手でみれば、三笘はソン・フンミンと比較できない。だが、現在のパフォーマンスで見れば当然三笘だ」「ソン・フンミンの方が上だ」「今の基準では三笘が優勢」「ソン・フンミンの圧勝です」といった具合に“ソン派”と“三笘派”で分かれていた。ソン・フンミンが不調であることも関係しているとはいえ、韓国でも今や自国の絶対的エースと比較される選手になったと言えるはずだ。
そんなソン・フンミンと三笘は、来る4月8日に行われるプレミアリーグ第30節のトッテナム対ブライトンで同じピッチに立つ可能性がある。
現時点では対照的な活躍ぶりとなっている両者だが、直接対決ではどんなマッチアップを見せるのか。イングランドの地で繰り広げられる“ミニ日韓対決”に今から注目が集まる。
(文=サーチコリアニュース編集部H)