所属するピッツバーグ・パイレーツの反対でWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)不参加が決まった韓国人野手チェ・ジマン。WBC関連以外に年俸問題も重なり、球団との関係が危ぶまれている。
アメリカの地域紙『ピッツバーグ・ポストガジェット』は2月7日(日本時間)、「チェ・ジマンがWBC出場不許可に不満を表わした」とし、「パイレーツとチェ・ジマンの関係は最初からそれほど良くない」と伝えた。
先立って6日、KBOはWBC代表にチェ・ジマンの代わりにチェ・ジフン(SSGランダース)を招集したと伝えた。当初、30人の最終エントリーに含まれていたチェ・ジマンだったが、所属球団の反対によって参加することができなくなった。
パイレーツはチェ・ジマンが肘の手術をしたことを理由に、WBC組織委員会に参加意思の反対を表明。チェ・ジマンは昨年11月に韓国へと帰国した際、右肘の骨片除去手術を受けたが、さほど大きな手術ではなかったため、3カ月間のリハビリを経て、3月開催のWBCには間に合う想定だった。しかし、トレードで加入したパイレーツは最後まで反対。WBC組織委員会が負傷検討委員会を開いて審議した末、出場不可となった。