不参加が決まった日、チェ・ジマンは韓国国内のマネジメント会社を通じて「すべてのアスリートが胸に太極旗(韓国国旗)をつけて、国を代表する選手としてプレーすることを夢見る。今回の代表メンバーに含まれた時、どれほど嬉しかったか分からない。だが期待が大きかっただけに、不参加決定に伴う失望と挫折感も非常に大きい」という立場を明らかにしている。
続いて「チームが懸念を示す肘の手術はしたが、アメリカに戻って正常なリハビリ過程を順調に進んでいた。最近までライブバッティングもできるほど何の問題もなかった。今月中旬に予定されている代表チームへの合流はもちろん、日本・東京で開かれる第1ラウンドの日程に合わせてコンディションをしっかりと引き上げていた。失望感が大きすぎて痛い」と残念さを吐露した。
『ピッツバーグ・ポストガジェット』は「チェ・ジマンは11月に右肘の骨片除去手術を受けたが、彼と球団はともに2023年には大きな影響を及ぼさないと言った」とし、パイレーツのベン・チェリントンGMの話も引用。チェリントンGMはトレードでチェ・ジマンを獲得した際、肘の負傷について「些細な問題だ。リハビリをして帰ってくるだろう」と話していた。
このように、当時は大したことではなかった負傷だが、チェ・ジマンのWBC出場を阻止する根拠として使ったようだ。
さらに年俸調整問題も解決されていない。パイレーツは465万ドル(約6億1000万円)を提示したが、チェ・ジマンは540万ドル(約7億2000万円)を要求しており、75万ドルの差がある。
『ピッツバーグ・ポストガジェット』は「チェ・ジマンの年俸調停聴聞会は最も遅く開かれるものと予想される。18日まで続く聴聞会前に双方が合意に達することはなさそうだ」と対立ムードを伝えた。
(記事提供=OSEN)