「韓国を泣かせた日本の巨砲」元SB真砂のWBC中国代表入りを韓国も警戒…一体なぜ?

2023年02月12日 スポーツ #プロ野球
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『毎日新聞』をはじめとする日本メディアは8日、真砂がWBC中国代表に選ばれた事実を知らせた。

京都出身で日本で生まれ育った真砂は、日本国籍を持っているが、親の国籍によって出場可能なWBCの規定により、今大会では中国代表のユニホームを着ることになった。真砂は両親が中国出身で、父親は現在も中国国籍を保有している。

『スポーツ報知』は「侍ジャパンにとって不気味な存在。中国は3月9日の初戦で対戦する相手で、2017年大会では7-1で快勝したように隠したとみられるが、初戦は緊張感との戦いもある」とし、「情報も少なく警戒が必要。10年間ソフトバンクでプレーした真砂の加勢で、侍ジャパンの選手の情報が露出する危険性もある」と警戒心を示した。

右投右打の外野手である真砂は、2012年ドラフト4位でソフトバンク入りした後、2017年に1軍デビュー。入団当時は「右打ちの柳田悠岐」として期待され、“ミギータ”の愛称で親しまれていたが、昨季までの6シーズン通算で180試合出場、打率0.219(210打数46安打)、3本塁打、16打点の記録にとどまった。

2021シーズンは自己最多の79試合に出場したが、昨季は29試合出場で打率0.071(28打数2安打)に終わり、シーズン終了後に戦力外となった。その後、NPB12球団合同トライアウトに参加するも声がかからず、社会人野球の強豪・日立製作所で現役続行を決断していた。

これで中国代表は投打に韓日の選手を迎え入れ、戦力強化に成功した。

というのも、投手陣には韓国プロ野球KBOリーグのKTウィズに所属するチュ・グォンがいる。中国人の父親を持つチュ・グォンは、前回の2017年大会に続き2大会連続で中国代表としてWBCに出場する。

そこに今回は真砂まで合流し、投打でプロ経験が豊富な選手を柱に立てた。

チュ・グォン

中国代表は日本、韓国、オーストラリア、チェコと同じプールBに入り、東京ドーム開催の1次ラウンドを戦う。3月9日の初戦で日本と戦った後、10日にチェコ、11日にオーストラリア、13日に韓国と対戦する。

ちなみに、真砂は過去に韓国を泣かせた経験のある選手であるため、韓国としても警戒対象の一人だ。

2016年にメキシコで行われたWBSC U-23ワールドカップ当時、侍ジャパンU-23代表の一員で出場した真砂は、9試合で打率0.387(31打数12安打)、4本塁打、14打点の大活躍を披露。大会本塁打1位、長打率1位(0.935)だった。

特にスーパーラウンド初戦の韓国戦では、0-1とリードされた7回に同点ソロ本塁打を放った。当時の試合は延長10回まで勝敗がもつれた末、日本が2-1のサヨナラ勝ちを収めた。4番打者として日本を優勝に導いた真砂は、大会MVPとベストナインに輝いた。ちなみに、韓国は3位に終わった。

今回のWBCで侍ジャパンはもちろん、韓国の前にも立ちはだかる真砂には両国が警戒している。

(記事提供=OSEN)

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