「MLB.com」は「周りの選手の活躍によってクローネンワースの地位が決まるだろう。キム・ハソンが毎日プレータイムを保障されるほどよければ、クローネンワースは結局、一塁で多くプレーすることになるだろう」と説明。クローネンワースの身体能力を考慮すれば、一塁に制限されることは守備面でマイナスだ。
ほかにも「MLB.com」は「クルーズが復活のシーズンを送り、右投手相手にも打席のチャンスを掴めば、クローネンワースは二塁にいる自分を見つけることができる」と付け加えた。
禁止薬物を使用した前科を持つものの、通算459本塁打を記録した43歳のクルーズが復活し、指名打者から一塁手として出場機会を増やせば、キム・ハソンにも直接、間接的に影響を及びかねない。
クルーズは昨年、ワシントン・ナショナルズで124試合に出場し、打率0.234、10本塁打、64打点、OPS.651と振るわなかったが、シーズン後に左目の手術を受けて復活を狙っている。
ただ、2019年から全試合指名打者としてのみプレーしており、一塁の守備も昨年1試合(7イニング)しか経験していないことから、キム・ハソンにとってどれほどの脅威になるかは未知数だ。
クローネンワースもポジションに関係なく準備するという意志を示した。「どんな席でも安心を感じる。チームを助けることができれば、どこでもできる」と話している。
2020年にメジャーデビューを果たしたクローネンワースは、二塁(279試合)、遊撃(61試合)、一塁(54試合)、三塁(1試合)など、複数のポジションで出場してきたマルチプレーヤーだ。
(記事提供=OSEN)