実際、7日のWBCのルールが発表された直後には、韓国のネット上で次のような見出しのニュースが並んだ。
「8強までビデオ判読1回、投打兼業“大谷ルール”適用…2023WBC規定発表」(『スポータルコリア』)
「“大谷ルール”から“ビデオ判読”まで 2023WBC規則発表」(『スポーツソウル』
「“大谷ルール”新設、4強からビデオ判読2回…WBC規定発表」(『エックススポーツ・ニュース』)
このように、複数のメディアが見出しに「大谷ルール」の名を載せて注目していたのだ。
ルールの説明については、「メジャーリーグで投打兼業をする日本人選手・大谷翔平のために作られたルールだ」「投打兼業のスーパースター大谷翔平のためのルールだ」「投打兼業をする日本人選手・大谷翔平のために作られた」と、軒並み同じように伝えている。
「投打兼業」とは韓国で“二刀流”のことを指す単語で、大谷に関する記事ではお馴染みの「二刀流」よりも一般的に使用されている。
非現実的な活躍から「漫画の中から飛び出てきたような男」を意味する「マンチンナム」とも呼ばれる大谷だが、WBC開幕が近づくにつれて「投打兼業」という単語を目にする機会も増えることだろう。
ちなみに、この「大谷ルール」を韓国代表が活用する可能性は低い。