MLBのピッツバーグ・パイレーツは何故、メジャー通算61本塁打の長打力を持つチェ・ジマンの初代表招集を阻止したのだろうか。
パイレーツのベン・チェリントンGMは2月11日(日本時間)、アメリカのポッドキャスト『Audacy』に出演し、チェ・ジマンのWBC(ワールドベースボールクラシック)参加不許可について公式立場を明らかにした。
代表入りを切望していたチェ・ジマンは1月4日、WBC韓国代表の最終エントリーに滑り込み、夢を叶えたかと思われた。しかし5日、WBC組織委員会は突然、KBOにチェ・ジマンの大会出場不可を通知。初代表の夢は潰えてしまった。
この不許可は、チェ・ジマンの手術歴を理由に、パイレーツがWBC組織委員会へ大会参加反対の意思を表明したからだ。WBC組織委員会は負傷検討委員会を開催し、チェ・ジマンのWBC出場許容可否を検討した結果、最終的に不許可と通達。チェ・ジマンは昨年11月、右肘の骨片を取り除く手術を行っていた。
チェ・ジマンはこの決定に、“露骨”に失望感をあらわにしている。