韓国球界初の日本人選手だった入来智さんが交通事故で亡くなった。享年55歳。
2月11日、入来さんの訃報が一斉に報じられた。前日の21時50分頃、軽自動車で宮崎県都城市野々美町の市道を走行していたところ、乗用車と衝突して事故に。病院に搬送されたが、2時間後に死亡が確認された。NPBで最後に所属していた東京ヤクルトスワローズは、死因は交通事故による重症頭部外傷と発表している。
1967年6月3日生まれの右腕投手だった入来さんは、高校卒業後に社会人野球でプレーし、1989年にドラフト6位で近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に入団。以後、広島東洋カープ、読売ジャイアンツ、ヤクルトと渡り歩いた。日本での通算成績は214試合で35勝30敗2セーブ、防御率4.25、422奪三振を記録した。
1999年にジャイアンツへと移籍した際には、5歳年下の実弟・入来祐作(現オリックス・バファローズ投手コーチ)と同じチームになり、球団史上初の現役兄弟選手として話題を集めたこともある。