そんな入来さんは2002年に斗山ベアーズと契約し、韓国プロ野球界初の日本人選手となった。2003年、斗山で抑えとしてシーズンを開始し、6月からは先発へと転向。1回完封を含めリーグ最多5完投をした。シーズン最終成績は39試合(20先発)159イニングを投げ、7勝11敗5セーブ、防御率3.74奪三振87だった。
しかし、斗山との再契約に失敗すると、2004年に台湾プロ野球のCPBL・La Newベアーズへ移籍し、4勝をマークするもシーズン途中に解雇され、同年限りで現役生活を終えた。
なお韓国球界では複数の日本人選手がプレーしてきた。
前述の入来さんを筆頭に、森一馬(2003:ロッテ・ジャイアンツ)、塩谷和彦(2006:SKワイバーンズ)、高津臣吾(2008:ウリ・ヒーローズ)、門倉健(2009-10:SKワイバーンズ、2011:サムスン・ライオンズ)、岡本真也(2010:LGツインズ)と6人が韓国の地でプレーしてきた。しかし、2011年のシーズン中に放出された門倉を最後に、12年間は日本人選手がいない状況だ。
(記事提供=OSEN)