佐々木は高校時代の2019年9月6日、韓国・釜山(プサン)広域市機張(キジャン)郡の現代車ドリームベースボールパークで行われた「第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」スーパーラウンド第2戦の韓日戦で先発登板するも、わずか1回で降板した。
試合は延長10回の末に5-4で韓国が勝利した。韓国の先発投手として登板したソ・ヒョンジュン(KTウィズ)は、6.2回を投げて7被安打、8奪三振、2失点と好投を披露していた。
「WBCで佐々木が国際大会のリベンジ登板に挑む」と伝えた日本メディア『デイリースポーツ』は、「当時、佐々木は右手中指の血マメの影響で第2戦の韓国戦にだけ登板したが、血マメが悪化したためわずか19球で降板。試合は日本が4-5で敗れた。この試合で韓国の先発マウンドに上がったのが、今回のWBC韓国代表にも選ばれたソ・ヒョンジュンだった」と紹介した。
また、同メディアは「今回はそういうことがないように、自分のできることを100%出し切りたい」という佐々木の意気込みを伝えるとともに、「昨年4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなど成長著しい。一方のソ・ヒョンジュンもプロ1年目で新人王を受賞し、昨年は13勝6敗を収めた。ともにプロ4年目の2人の投げ合いが再び実現するのか。因縁のライバル対決はさまざまな視点で注目が集まるだろう」と、2人のWBCでの再戦を期待していた。
なお、2人の対決をめぐっては、韓国メディアでもこれまで「ソ・ヒョンジュン&佐々木…再び出会った怪物ルーキー、韓日戦リターンマッチ実現なるか」(『イルガン・スポーツ』)、「4年前は判定勝ちのソ・ヒョンジュン、佐々木との再戦狙う」(『中央日報』)などと報じられていた。
東京ドーム開催の1次ラウンドで同プールに入った韓国と日本は、3月10日の第2戦で激突する。はたして韓日戦で佐々木とソ・ヒョンジュンの対決が見られるのか楽しみに待ちたい。
(記事提供=OSEN)