今回のウルグアイ戦では同じ過ちを繰り返さないと覚悟を示している。コロンビア戦は前半にソン・フンミンの2ゴールでリードしていたが、後半開始5分で2ゴールを奪われ、勝てるはずの試合を落としてしまった。
中盤の核であるイ・ジェソンは「クリンスマン監督が次の試合(ウルグアイ戦)には絶対勝とうと言った。選手たちもその部分を認知しており、ファンも勝利を望んでいる。モチベーションになる」と闘志を燃やしている。
両国の対決は約4カ月ぶりだ。韓国とウルグアイは昨年11月、カタールW杯のグループリーグで対戦し、引き分けていた。ただ、グループ内では韓国がウルグアイを抜いて劇的なベスト16入りを果たした。
ウルグアイは前回よりも大きく変化している。エディンソン・カバーニやディエゴ・ゴディン、フェルナンド・ムスレラ、ホセ・ヒメネスなどが出場停止で試合に出られない。ほかにもルイス・スアレスは選外となり、ダルウィン・ヌニェスとロドリゴ・ベンタンクール、ロナルド・アラウホは負傷で離脱している。
そのため、現在のウルグアイ代表は事実上1.5軍であるわけだ。しかもディエゴ・アロンソ監督の後任を確保できず、マルセロ・ブロリU-20代表監督が臨時指揮を執っている状態だ。
とはいえ油断しても良い相手ではない。最大の警戒対象はバルベルデがいるからだ。彼は今季、42試合で12ゴール4アシストを記録し、名実ともにレアル・マドリードの中心選手にまで成長した。
バルベルデは24日の日本戦でもチーム唯一の得点を記録している。試合は引き分けに終わったが、レアル所属選手らしく、さすがのプレゼンスを見せていた。
なお、バルベルデは挑発的なパフォーマンスをしたことで韓国での印象があまり良くない。
バルベルデはワールドカップ韓国戦の終盤、イ・ガンインに荒いタックルを仕掛けたあと、咆哮しながらガッツポーズをするというパフォーマンスを見せたことがある。チームメイトではなく、タックルされたイ・ガンインに向かって拳を突き上げる姿は理解し難い場面だった。
クリンスマン監督が初勝利を収めるためには、バルベルデをうまく止めなければならない。 ファン・インボム、チョン・ウヨンら中央の選手だけでなく、イ・ジェソン、イ・ガンイン、ナ・サンホらサイドのプレーヤーも目を光らせることが重要だ。
バルベルデのガッツポーズパフォーマンスを鎮めてこそ勝利が見えてくる。
(記事提供=OSEN)