『スポーツ報知』などの日本メディアによると、村上はWBCを終えて26日にヤクルトの練習に合流。終了後に取材に応じた際、日本とメジャーリーグの実力差について問われ、「差はない。自分たちが世界一になり、日本の野球のレベルも実力も高くなっている。間違いなく対等に戦える戦力で、実際にWBCで勝った。日本の野球の強さを世界に示した」と伝えた。
侍ジャパンは2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝でアメリカを3-2で下し、大会制覇を果たした。
アメリカはMLBトップレベルの投手がシーズン準備を理由にほとんど参加しなかったため、最精鋭の戦力ではなかった。それでも、7戦全勝で完璧な競技力を見せつけた日本の野球の優秀さは全世界に証明された。
ただ、村上自身は今大会で7試合通算打率0.231(26打数6安打)、1本塁打、6打点、6四球、13三振と振るわなかった。
1次ラウンド4試合では打率0.143(14打数2安打)、7三振と苦しみ、準々決勝以降は4番から5番に打順を下げた。
すると、準決勝のメキシコ戦では1点差で迎えた9回無死一、二塁で逆転サヨナラとなる2点二塁打を放ち、侍ジャパンを決勝に導いた。
そして、アメリカとの決勝でも先制を許した2回の裏に同点ソロ本塁打を放ち、優勝の立役者となった。長い間スランプに苦しんだが、最後まで自身を先発起用し続けた栗山英樹監督の信頼に結果で応えた。
(記事提供=OSEN)