2023年WBCで侍ジャパンの7戦全勝優勝に貢献した“パーフェクトマン”佐々木は、28日にチームに合流し、ZOZOマリンスタジアムで行われた全体練習に参加。ブルペン投球で約20球を投げた。
佐々木は先日終了したWBCで、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、山本由伸(オリックス・バファローズ)と日米で活躍するトップクラスの先輩たちとともに、侍ジャパンの先発ローテーションを組んだ。
大会では1次ラウンドのチェコ戦で3.2回1失点(自責点0)、準決勝のメキシコ戦で4回3失点を記録。2試合で7.2回7被安打(1被本塁打)、2四球、1死球、11奪三振、4失点(自責点3)、防御率3.52という成績を残した。
最速101.9マイル(約164km)、平均100.5マイル(約161.7km)に達する恐ろしいフォーシームファストボールで、米メジャーリーグからの関心も集めた。
侍ジャパンの投手コーチを務めた吉井理人監督は「世界大会を経験した色んな価値観が変わったはずだ。悪く言えば少し傲慢になったので、良いと思う。メジャーリーガーは皆傲慢だ。よく言えば自信がついた」と、WBCを経験した佐々木の変化について語っていた。
高校時代から160kmの剛速球を駆使する“怪物”と呼ばれた佐々木は、2019年のドラフト1位でロッテの指名を受けたが、初年度は1・2軍通して実戦登板せず体作りに集中。プロ2年目の2021年に1軍デビューし、ポテンシャルを爆発させ始めた。
特に昨年4月10日にはオリックス・バファローズ戦で13者連続三振という世界新記録も樹立し、日本最年少(20歳5カ月)完全試合の主人公となった。
昨年の成績は20試合(129.1回)9勝4敗、173奪三振の防御率2.02だった。世界一を経験した佐々木が2023年シーズンはどんなピッチングを披露するのか、韓国の野球ファンも見守っている。
(記事提供=OSEN)