続いて、事前に調整された発言かという質問には「正確に申し上げることは難しい」とし、「この程度だけにしてほしい」と濁しながらミックスゾーンから去っていた。一部では、この発言で代表からの引退を示唆したのではないかという主張が巻き起こり、代表軽視だという批判も出た。
季からイタリアでプレーしているキム・ミンジェの株価は現在、右肩上がりの状態だ。リーグ、チャンピンズリーグなどほぼすべての試合に主力としてプレーしており、昨年はワールドカップにも出場している。
これらの過密日程、急に増加した過度なプレッシャーがキム・ミンジェの心身を蝕み、今回のような発言に至ったとみられている。
だが、キム・ミンジェは引退を示唆したわけではなかった。
爆弾発言の翌日、キム・ミンジェはSNSを通じて“引退示唆”動乱に対する考えを明らかにしている。「意味が誤って伝えられた」とし、ただ大変だということを伝えるためだったという。
彼は長文で本心を伝えたが、すでに韓国サッカーのイメージに大きな打撃を与えたことは否めない。
29日午前、イタリアの『カルチョ・ナポリ24』はミックスゾーンでの発言を紹介したあと、「キム・ミンジェはウルグアイ、コロンビアとの親善試合のために、180分間出場させたユルゲン・クリンスマン監督の決定を好まなかっただろう。ナポリに戻ってきて行う重要な試合と比較した時、価値がほとんどなかった2度の親善試合だ」とし、韓国サッカーへの卑下を躊躇しなかった。
今回の国際親善試合は、クリンスマン監督体制の初戦ということで重要な意味を含んでいた。来る2026年北中米W杯に向けた第一歩を踏み出す時間でもあった。
しかし、多少感情が込もったキム・ミンジェのインタビュー、つまり一言によって、韓国サッカーが卑下される結果になってしまった。
インタビュー当時のキム・ミンジェは、“国家代表のキム・ミンジェ”だった。試合でうまくプレーすることも大事だが、韓国を代表する人間として礼儀も守らなければならなかったようだ。
(記事提供=OSEN)