藤浪は2日、本拠地オークランド・コロシアムで行われたロサンゼルス・エンゼルス戦で先発登板し、2.1回を投げて5被安打、3四球、4奪三振、8失点を記録。試合は1-13で敗れ、敗戦投手となった。
阪神タイガースに在籍した日本プロ野球では、通算189試合(994.1回)で57勝54敗11ホールド、防御率3.41、1011奪三振を記録した藤浪。
プロ入り前の高校時代には、今やメジャー最高のスターとなった大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)と“ライバル”として競り合っていた。投手としての評価は藤浪の方が良かったが、期待されたほど成長できなかった。
1年325万ドル契約でアスレチックスに加入し、メジャー進出の夢を叶えた藤浪は、デビュー戦でライバル大谷と投打対決を繰り広げた。
結果は藤浪の完敗だった。1打席目こそ藤浪が一ゴロで打ち取ったが、2打席目は大谷があわや本塁打というフェンス直撃の適時打を放ち、1点を記録。藤浪が大量失点して途中降板した一方、大谷は試合通して5打数2安打、1打点、1得点と活躍した。
『デイリースポーツ』など日本メディアによると、藤浪は試合後に「まず(メジャーのマウンドに)立てたことを光栄に思うが、それだけではダメだ。悔しいデビューになったので、次回以降取り返せるようにしたい」と語っていた。
3回で大崩れした藤浪だが、2回までは良い投球を披露していた。直球の最高球速も99.6マイル(約160.3km)を記録した。
「(調子は)悪くなかったと思う」と振り返った藤浪は、「全体的に調子が悪かったわけではないだけに、悔しかった。打たれだして慎重になり、変化球を多く投げてしまった。もっと思い切って自分の持ち味を生かせたらよかった」と悔しさを隠せずにいた。
(記事提供=OSEN)