バウアーは米メジャーリーグ(MLB)通算222試合(1297.2回)83勝69敗、防御率3.79を記録したエースだ。特に2020年には、11試合(73回)5勝4敗の防御率1.73と活躍し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したこともある。
その後、2021年にロサンゼルス・ドジャースと3年1億2000万ドル契約を結んだが、同年6月に女性への性的暴行の疑いで騒動に巻き込まれ、324試合の出場停止処分を受けた。懲戒処分は194試合に軽減されたが、ドジャースから放出され、事実上MLBから退出となってしまった。
以降、1試合もプレーできずにいたバウアーは、今年3月にDeNAと1年400万ドルで契約し、再起を狙うため日本に渡った。そして、今月16日に2軍戦で初登板し、4回を投げて4被安打、6奪三振の無失点と好投を見せた。
バウアーの初登板試合は2軍戦だったが、彼を一目見ようと集まったファンで長蛇の列ができた。実際に2680人の観客が訪れ、ユーチューブ中継の同時接続者は7万人を超えたという。
試合後、自身のインスタグラムで「またそこ(球場)に戻ってくることができて、とても嬉しい」と感想を述べたバウアーは、「ユーチューブのライブ配信では通常の15倍の視聴者数を記録し、試合会場では過去最高の入場者数を記録するなど、日本でもアメリカでもファンの皆さんの応援はすごかった。君たちは最高だ」と感謝の気持ちを伝えていた。
(記事提供=OSEN)