佐々木は4日に行われた阪神タイガースとの交流戦で先発登板し、シーズン初敗戦を記録した。ただ、10奪三振という脅威の数字も残した。
佐々木は6回まで102球を投げ、1被安打、4四球、1死球、10奪三振の1失点という数字で敗戦投手となった。試合は0-2でロッテが敗れている。
5回まで9奪三振のノーヒットピッチングを続けていた佐々木は、6回に先頭打者を四球で出した後、二塁への盗塁を許し、暴投と適時打で1失点を許した。
佐々木は今シーズン、7試合に登板して4勝1敗の防御率1.23を記録している。44回を投げて17被安打、10四球、69奪三振を挙げた。
ただ、右手中指のマメの影響で5月中旬以降、20日以上休息した期間があったため、規定イニング(48回)は満たしていない。
パ・リーグ防御率1位は1.68で宮城大弥(オリックス・バファローズ)。佐々木は規定投球回外も含めると1位で、奪三振部門ではチームメイトの種市篤暉(65奪三振)を上回り堂々1位となっている。
奪三振能力において佐々木は圧倒的だ。プロ3年目の佐々木は7試合で161人の打者を相手にし、69奪三振を記録している。9回当たりの奪三振数はなんと14.11個だ。
昨季は20試合で490人の打者を相手に173奪三振を記録した。9回当たりの奪三振数は12.04個で、奪三振率は35.3%だった。昨年よりも今年の方が、さらに“ドクターK”の能力が向上している。
佐々木は今年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に侍ジャパンの一員として出場し、2試合(7.2回)を投げて1勝、防御率3.52、11奪三振の活躍で優勝に貢献した。
その後、今季初登板では6回11奪三振の無失点を記録し、これまでの登板7回中4回で10奪三振以上を記録した。
4月の4試合では98人の打者相手に38奪三振を記録し、奪三振率が38.7%だった。
ところが、5月以降の3試合では63人の打者相手に31奪三振を記録し、なんと奪三振率49.2%をたたきだした。2人に1人は三振を奪っていることになる。
(記事提供=OSEN)