佐々木は11日、ZOZOマリンスタジアムで行われた広島東洋カープとの交流戦で先発登板し、7回5被安打、1死球、10奪三振、2失点というクオリティスタートの力投を繰り広げてマウンドを降りた。
ロッテは佐々木の力投、さらには山口航輝の満塁本塁打に支えられ、6-5で勝利を収めた。
同日、佐々木は日本プロ野球最速の165kmを投げるなど渾身のピッチングを繰り広げた。1回から4回まで広島打線を無安打に抑える好投を見せつけた。
5回には先頭打者・松山龍平の安打で初出塁を許すと、続く坂倉将吾は空振り三振に抑えるも、田中広輔を四球で出して一死一、二塁に。その後、デビッドソンに中前安打を浴びて二死満塁となり、羽月隆太郎に2点適時二塁打を打たれた。佐々木にとっては残念な失点だった。
しかし、その後再び佐々木は覚醒した。6回は先頭の野間峻祥を空振り三振に仕留め、続く秋山翔吾を冒頭による振り逃げで塁に出すも、松山を中飛で打ち取り二死に。坂倉に右前安打を浴びて二死一、三塁としたが、田中を見逃し三振で斬り捨て無失点に抑えた。
この時点で球数は95球まで達していたが、佐々木は7回にもマウンドに上がった。そして、先頭打者の韮澤雄也を空振り三振に仕留めると、デビッドソンには中前安打を浴びたが、続く羽月、西川龍馬をいずれも二ゴロに誘導し、同回も失点なしで終えた。結局、同回を終えて降板した佐々木はクオリティスタートに成功し、勝利投手となった。
佐々木は試合後のインタビューで、自己最速の165kmを投げたことについて「今日はそんなに調子が良くなかった」と謙遜しながら振り返っていた。
(記事提供=OSEN)