大谷は14日、敵地グローブライフ・フィールドで行われたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2打数2安打、3四球、2得点の100%出塁に成功するとともに、盗塁も1回決め、チームを7-3の逆転勝利に導いた。
今月4日のヒューストン・アストロズ戦から9試合連続安打を記録していた大谷は、初回の1打席目で右方向への二塁打を放ち、連続安打記録を10試合に伸ばした。また、3回の2打席目は四球で出塁した。
その後、レンジャーズに1-3と2点リードを許して迎えた6回、3打席目に立った大谷は自ら逆転のきっかけを手繰り寄せた。
6回一死走者なしで大谷が右前安打を放ち出塁すると、続くブランドン・ドゥルーリーも左前安打を放ち一、二塁に。そして、アンソニー・レンドンの内野ゴロの間に三塁まで進んだ大谷は、相手守備の悪送球も重なりホーム帰還に成功。直後にはハンター・レンフローが逆転の2ラン本塁打を放ち、4-3と点差をひっくり返した。
大谷は7回の4打席目も出塁した。それまで安打、四球、安打と続いていたなか、今度は敬遠で自動的に一塁へ進んだ。圧巻の打撃感覚を誇る大谷との勝負を相手がいよいよ避けた形だ。
そして、最終9回の5打席目は再び四球を選び、1試合5出塁という記録を達成した。
これにとどまらず、大谷は後続のドゥルーリーの打席の間に盗塁まで成功。さらにはドゥルーリーの左前安打の間に再びホーム帰還に成功し、自身2得点目に成功した。
結局、抜群の好調ぶりでエンゼルスの勝利に大きく貢献した大谷は、シーズン打率を従来の0.291から0.296まで引き上げた。
(記事提供=OSEN)