1-1の同点で迎えた8回裏、無死一塁で打席に立ったLGの3番打者キム・ヒョンスは初球に送りバントを試み、一塁走者を二塁に進めることに成功させた。
その後、LGは敬遠などもあって二死一、二塁にチャンスを広げると、6番オ・ジファンが左前適時打を記録。これで2-1とリードを広げ、最終的に1点差勝利に成功した。
勝利にきっかけとなるバントを決めたキム・ヒョンスだが、実は送りバントを試みたのはプロ2年目の2007年以来、約16年ぶりだという。
当時、斗山ベアーズに在籍したキム・ヒョンスは2007年9月22日に行われたサムスン戦で送りバントを試み、見事に成功させた。それから今回、なんと5743日にプロ通算2度目の送りバントを記録してみせた。
LG率いるヨム・ギョンヨプ監督が翌14日に明かしたところによると、キム・ヒョンスの送りバントは開幕前のキャンプから練習してきたものだという。
「打撃感覚が良くないときに奇襲的にバントを仕掛けられるよう、キャンプから練習してきた。打撃感覚が良くないときは、“無死一、二塁”や“無死一塁”のチャンスが負担になる。そこで奇襲バントを試みて成功できれば安打になり、アウトになったとしても(送りバントとして)成功だ。チームのために犠牲になる」
なお、キム・ヒョンスは今年3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で韓国代表のキャプテンを務め、侍ジャパンとの試合などにも出場していた。
(記事提供=OSEN)