山本は13日、甲子園球場で行われた阪神タイガース戦で先発登板し、8回112球を投げて2被安打、11奪三振の無失点で勝利投手となった。これで今季6勝目を挙げた山本は、シーズン防御率を1.59に下げた。
山本は交流戦で5月30日の広島東洋カープ戦、6月6日の読売ジャイアンツ戦、そして13日の阪神戦でいずれも8回まで投げ、3試合通してわずか1失点しか許さなかった。
同日、セ・リーグ首位の阪神相手に3回まで被安打ゼロのパーフェクトピッチングを見せつけた。4回には二死走者なしでノイジーに四球を与え、初の出塁を許したが、後続の大山悠輔を空振り三振に仕留めた。
5回には二死から坂本誠志郎に中前安打を許し、ノーヒットが途絶えたが、続く木浪聖也を二ゴロに抑え、6回も無安打で切り抜けた。
ただ、オリックスが2点リードした7回にピンチを迎えた。二死走者なしから死球、一塁手のミス、そして三塁側への内野安打で満塁の危機に追い込まれたのだ。ビデオ判定をリクエストもセーフの判定は変わらなかったが、二死満塁のピンチで二ゴロに仕留め、無失点を続けた。
7回まで95球を投げた山本は8回にもマウンドに上がった。先頭の糸原健斗を空振り三振、続く近本光司も見逃し三振も仕留めた。この日11個目の奪三振だった。
そして、中野拓夢相手に投じた110球目、111球目の連続ストレートで155kmを記録した山本は、112球目のカーブで一ゴロに打ち取り、イニングを終えた。
山本の好投に支えられたオリックスは、阪神先発の村上頌樹に苦しみながらも、4回に無死満塁から中川圭太の適時打で1点を奪うと、7回にゴンザレスのソロ本塁打で追加点を加え、2-0の勝利に成功した。
(記事提供=OSEN)