日本プロ野球通算205本塁打という輝しい成績を誇る筒香は、2020シーズンに2年1200万ドル契約でタンパベイ・レイズに加入し、豪快なメジャー進出を果たした。
しかし、3年の時間は屈曲の連続だった。
レイズでは2年目に戦力外通告を受け、直後に名門球団ロサンゼルス・ドジャースへ移籍し辛うじてメジャーリーガー生活を延長したが、そこでも再び放出の痛みを経験した。
母国復帰が有力視されていた筒香は、2021シーズン途中にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ後、メジャーの舞台に再復帰。43試合で打率0.268、8本塁打、25打点、OPS(出塁率+長打率)0.883を記録し、ついにポテンシャルを発揮した。
この活躍に支えられ、筒香はパイレーツと1年400万ドルの再契約を果たした。
しかし、筒香は2022シーズン、50試合で打率0.171、2本塁打、19打点のスランプを経験し、通算3度目の放出という恥をかいた。
その後、8月中旬にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、再びメジャー入りを狙ったが、トリプルAでシーズンを終えた。
だが、3度の放出を味わいながらも諦めはなかった。筒香は今年1月、レンジャーズとマイナー契約を結び、再びメジャーリーグの舞台をノックしようと試みた。
もっとも、筒香はトリプルAでただの平凡な選手だった。
今季は51試合に出場して打率0.249、6本塁打、33打点、OPS 0.812と大きく頭角を現せず、結局、19日の試合が告別戦となった。
筒香のメジャー通算成績は182試合出場で打率0.197(557打数110安打)、18本塁打、75打点に終わった。マイナーリーグでは、132試合出場で打率0.266(440打数117安打)、23本塁打、95打点を記録した。
4度の挑戦を試みたにもかかわらず、メジャーは筒香の手を握ることはなかった。
(記事提供=OSEN)