大谷は同日、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたシカゴ・ホワイトソックス戦「2番・指名打者」で先発出場し、5打数3安打、2得点を記録した。
前日のホワイトソックス戦では投手として6回1失点、打者として2本塁打を記録するなど、完璧な“投打兼業”を披露した大谷だが、今回もその勢いを初打席から見せつけた。
大谷は0-2でリードされた1回、一死走者なしで打席に立ち、相手先発ルーカス・ジオリトが5球目に投じたチェンジアップを捉えて三塁打を放った。直後、マイク・トラウトの放った三塁打で追撃の得点まで記録した。
現地中継によると、大谷は7月以前までにホームラン25本、三塁打5本、10盗塁を記録したメジャー初の選手と記録された。大谷はシーズン通算28本塁打、三塁打5本、11盗塁を記録している。
ただ、以降の大谷は凡退が続いた。2-5でリードされた3回一死はジオリトのスライダーで三振に打ち取られ、2-9とさらに点差を広げられた6回には先頭打者で登場も、見逃し三振で退いた。
それでも、大谷は4-9と点差を縮めた8回に中前安打を放ち、マルチヒットを達成した。その後、マイク·ムスタカスの四球で二塁に進塁した大谷は、ブランドン·ドゥルーリーの右前安打でもう一度得点を挙げた。
そして、大谷は5-11で迎えた9回、二死一、二塁で二塁方向への内野安打を放ち、この日3本目の安打を記録した。
2日連続で3安打を記録した大谷は、シーズン打率を0.304から0.309に伸ばした。
だが、エンゼルスはホワイトソックスに5-11の完敗を喫し、3連勝に失敗した。これでシーズン44勝38敗だ。
エンゼルスは先発投手ハイメ·バリアが3回7被安打(3被本塁打)、2四球、5失点の乱調でシーズン3敗目を喫した。打線はドゥルーリーが本塁打ア含む3安打の活躍を見せたが、敗北を逃れることはできなかった。
一方、ホワイトソックスは2連敗を脱して35勝47敗を記録。先発のジオリトが7回6被安打、無四死球、9奪三振の4失点でシーズン6勝目を挙げた。
(記事提供=OSEN)