MLB通算175試合(1003.1回)75勝45敗、防御率3.27を記録しているリュ・ヒョンジンは、昨季6試合(27回)2勝の防御率5.67という低調な成績を残した。昨年6月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリを続けている。
今月5日に行われたデトロイト・タイガース傘下マイナー・FCLタイガース戦では手術後初登板を果たし、3回4被安打、5奪三振、1失点を記録。
2度目の登板となった10日のニューヨーク・ヤンキース傘下・タンパ・ターポンズ戦では、4回3被安打、無四死球、1奪三振の無失点を記録した。総投球数37球のうちストライクは27球で、最速88.4マイル(142.2km)を記録した。
12日、アメリカメディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「オールスター出身のリュ・ヒョンジンが今月末にメジャー復帰し、ブルージェイズ先発陣の新たなオプションになるだろう」と伝えた。
球速こそ速くないが、老練さあふれる投球で依然としてハイレベルのピッチングができるというのが同メディアの評価だ。
同メディアは続けて、「リュ・ヒョンジンの直球は昨年の平均球速より遅い88.4マイルだった。しかし、リュ・ヒョンジンにとって球速向上は重要ではない。優れた制球力とコマンドを基に先発陣の一軸を担うことになるだろう」と見通し、以下のように伝えた。
「リュ・ヒョンジンが今月末に元気な姿で戻ってくれば、トレード締切期限を控えてチームに良いニュースになるだろう」
「リュ・ヒョンジンの先発ローテーション合流可否はまだ決定されていないが、ホセ・ベリオス、ケビン・ゴーズマン、菊池雄星、クリス・バシット、アレク・マノアなどとともに先発陣に力を貸すことができるだろう」
同メディアは最後に、「ブルージェイズは50勝41敗でア・リーグ東地区3位につけている。ヒューストン・アストロズとワイルドカード競争を繰り広げるなか、オールスター出身のリュ・ヒョンジンの復帰は好材料になるだろう」と、リュ・ヒョンジン復帰への期待感をあらわにした。
(記事提供=OSEN)