人種差別問題の次は試合中の暴力行為…日本人も戦う韓国Kリーグで再び騒動勃発、何があった?

2023年07月14日 スポーツ #サッカー
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ただ、蔚山はさらに大きな問題が発生する可能性もある。イ・ギュソンが試合途中、仁川のムン・ジファンの顔面を殴る場面が捉えられたためだ。

試合中は問題として大きく取り上げられなかったが、試合後、ファンの間でイ・ギュソンの行動が物議となった。一部のサッカーファンは故意的な行為だとし、イ・ギュソンが重懲戒を受けなければならないと声を高めた。「明らかに退場させるべきだった」という意見が殺到している。

事件は0-0で迎えた後半3分頃に発生した。

当時、イ・ギュソンが攻撃の過程でムン・ジファンのマークを受けていたなか、味方にパスをした直後にムン・ジファンを見ると、いきなり右腕を高く振り上げ、顔面を殴打したのだ。

拳で顔を殴られたムン・ジファンはピッチに倒れ、苦痛を訴えた。しかし、主審は殴打の場面を確認できず、蔚山がそのまま攻撃を続けた。

その後、コーナーキックになって初めて主審がムン・ジファンに近づいて状況を確認し、蔚山のチョン・スンヒョンがムン・ジファンを支えて起こした。

ムン・ジファンは主審にイ・ギュソンが肘で殴ったと抗議したが、無駄だった。

反則は宣言されなかったが、明らかな暴力だった。イ・ギュソンは右腕を肩の高さの上まで上げ、両目でムン・ジファンをハッキリ確認した後、正確に彼の顔を殴った。

単なる身体接触として見過ごす場面ではなかった。ムン・ジファンが無理に手を使ってイ・ギュソンをマークしている状況でもなかっただけに、さらに疑問が残る。

韓国プロサッカー連盟も今回の事件を認知している。連盟関係者は『OSEN』の電話取材に対し、「連盟も(イ・ギュソンの行為を)把握し、メディア分析を行っている。クラブ支援チームの担当部署で内容を確認している。必要だと判断された場合、協会審判室と議論して措置を取る予定だ」と明らかにした。

続けて、連盟関係者は「試合後の競技評価会で該当場面が言及されたと聞いている。意図のある可能性が高い場面と見ることもできるだけに、懲戒が出ることもありうる。そうでなくても、該当試合は全体的に荒いプレーが多ったため、全般的に検討している」と付け加えた。

出場停止処分につながりかねない重大事案だ。Kリーグの賞罰規定によると、選手が暴行または暴行致傷行為を犯した場合には、「2試合以上10試合以下の出場停止、または500万ウォン以上の制裁金賦課」の処分が科される。ただ、ムン・ジファンが深刻な怪我を負っていないため、10試合出場停止に近い重懲戒が出る可能性は非常に低い。

イ・ギュソン

これでイ・ギュソンは先月の人種差別的発言で懲戒を受けたのに続き、再び議論を巻き起こすことになった。

先立って、彼はチームメイトのイ・ミョンジェのSNS投稿に「東南アジア枠心強い」というコメントを残した。イ・ミョンジェの肌色を冗談の素材にし、1試合出場停止と制裁金1500万ウォンを賦課された。

当時も軽い処罰だと物議を醸したが、イ・ギュソンは1試合のみ出場停止となった後、すぐに復帰して出場を続けた。

しかし、今度は試合中の暴力行為で問題に巻き込まれ、再び出場停止処分を受ける危機に直面した。

(記事提供=OSEN)

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