1打席目からヤンキースの集中牽制を受けた。左腕先発カルロス・ロドンと対戦し、3ボール1ストライクで5球目の高めのストレートを打ち返すもファウルとなり、6球勝負の末に四球を選んだ。直後、テーラー・ウォードの先制2ラン本塁打で得点を挙げた。
大谷は4-0でエンゼルスがリードした3回にも先頭打者で登場し、四球で出塁した。大谷が登場すると、ロドンの制球が急激に乱れた。1ボール2ストライクと大谷に不利なカウントながら、その後ボール球が3球連続で投じられ、2度目の出塁に成功した。
以降、ウォードの四球で二塁に進んだ大谷は、ミッキー・モニアクの右前安打で再びホームベースを踏んだ。
3打席目は出塁に失敗した。6-0に点差を広げた4回一死一塁で再びロドンと対戦し、1ボール2ストライクと追い込まれ、最後は4球目のスライダーに空振り三振を喫した。
ただ、6-2で迎えた6回一死二塁の4打席目では、大谷の威厳が感じられた。大谷の登場とともに、ヤンキースのベンチが申告敬遠を指示したのだ。
結果的にこの作戦は成功を収めた。後続のウォードが見逃し三振、モニアクが一ゴロに終わり、無得点でイニングが終了した。
そして、スコアを6-3とした8回、一死一塁で5打席目に立った大谷は、再び四球を選んでこの日4出塁目に成功した。ヤンキース5番手トミー・ケンリー相手フルカウント勝負を行い、6球目の低いチェンジアップに反応しなかった。
大谷はその後、ウォードの二塁打で三塁まで進んだ後、モニアクの二ゴロの際にホームを狙うも刺され、アウトとなった。
大谷のシーズン打率は0.307から0.306へと小さく下落した。4出塁には成功したが、8試合連続安打は失敗した。
ア・リーグ西地区3位のエンゼルスはヤンキースを7-3で下し、同カード3連勝に成功した。先発チェース・シルセスが5.2回4被安打(1被本塁打)、2四球、10奪三振、1失点の好投で今季2勝目を記録し、打線ではウォード、ルイス·レンヒーフォが本塁打、大谷が4出塁2得点と活躍した。
一方、東地区最下位ヤンキースは4連敗を喫した。先発投手ロドンの4.1回4被安打(2被本塁打)、5四球、3奪三振、6失点の乱調が痛恨だった。
(記事提供=OSEN)