佐々木は25日、左わきの負傷で1軍エントリーから抹消された。千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断されたという。
日本メディアによると、ロッテの吉井理人監督は同日の試合前、報道陣に「復帰まで2カ月かかる。(回復が)もし遅れればもっとかかりそうだ」と伝えていた。
佐々木は24日の福岡ソフトバンクホークス戦に先発登板した際、6回途中に脇腹の違和感を感じ、降板後に痛みが増したという。
この日は6回を投げて4被安打、1四球、9奪三振、1失点と好投した佐々木。今年4月には日本人投手歴代最速の165kmを記録したが、今回のソフトバンク戦では160kmが最速だった。
佐々木は今季13試合で7勝2敗、防御率1.48、130奪三振を記録している。パ・リーグ全体で防御率と奪三振数は1位であり、勝利数は3位タイだ。
腹斜筋の負傷で2カ月以上の欠場となれば、個人タイトル争いで無冠に終わる危機がある。パ・リーグ勝利数1位(9勝)の山本由伸(オリックス・バファローズ)が防御率1.78で2位、107奪三振で2位に追い上げている。
佐々木は昨年、日本プロ野球史上最年少で完全試合を達成。20試合出場で9勝4敗の防御率2.02を記録した。
また、今年3月には2023年WBCに侍ジャパンの一員として出場し、優勝に貢献した。
昨季まではイニング制限があったなか、今季からはフルタイムの先発投手として活躍していたが、思いがけない負傷の悪材料に見舞われる形となった。
(記事提供=OSEN)