PSGでは、22日の練習試合でハムストリングを負傷したイ・ガンインがベンチ入りも欠場。同じくベンチで待機していたネイマールも負傷のためプレーせず、日本のファンを失望させた。
一方、アル・ナスルではロナウドが先発出場して65分をプレーしたが、無得点に終わっていた。
ロナウドは2019年、ユベントスの一員として韓国を訪問した際、1分も試合に出場せず不満を買ったことがある。
当時、中国での親善試合でフル出場したロナウドは、韓国で行われたKリーグ・オールスターとの親善試合で先発から外れた。試合後半、ロナウドの欠場に怒った韓国の観客が「メッシ」を連呼すると、ロナウドは不快な表情を浮かべていた。
ロナウド出場を予告してプロモーションした主催側はその後、大規模な訴訟を起こされた。
この欠場騒動以降、それまで「ウリヒョン(俺らの兄貴)」という身近なニックネームで親しまれてきたロナウドは、「ナルガンドゥ(強盗+ロナウド)」という新たなニックネームを得て、韓国国内での名誉が地に落ちた。
ロナウドはイタリア帰国後、これ見よがしにランニングマシンに乗る映像を掲載し、再び韓国のファンを翻弄した。
ところが、日本では彼の態度がまったく違っていた。先発出場したロナウドは、親善試合ながらゴールに対する強い意欲を見せていた。
ロナウドは空中にボールが上がるたび、持ち味の高いジャンプでヘディングゴールを狙った。 前半終盤にはロナウドのオーバーヘッドキックが炸裂し、日本の観衆は熱狂に沸いた。
ネイマールが欠場したなか、ロナウドの懸命にプレーする姿が日本のファンから称賛を集めた。ロナウドは後半20分、スタンディングオベーションを受けながら交代していた。
そんなロナウドは入場前、自身の姿を見て泣き出してしまったエスコートキッズを親切に抱きしめ、彼のユニホームにサインまでしていた。この映像が拡散されると、サッカーファンたちは「ロナウドには人間味がある」「感動的だ」「立派な人間性」「ロナウドは日本では親切だね」という反応を示していた。
昨年、マンチェスター・ユナイテッドに所属していたロナウドは、試合後にピッチを後にする過程でとある少年が写真撮影を試みた際、少年が手にしたスマートフォンを地面に叩き落とした事件を起こして物議を醸した。
その後、ロナウドは謝罪を発表していたが、サッカーファンの間では良くないイメージが刻印されていた。
(記事提供=OSEN)