大谷は31日、敵地ロジャース・センターで行われたトロント・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」として先発出場し、3打数1安打、1得点、2四球で3出塁に成功した。
前日(30日)のブルージェイズ戦に続き、2試合連続で2敬遠を記録した。
大谷が集中的にけん制された状況でも、エンゼルスは延長戦の末に3-2で勝利した。延長10回、ハンター・レンフローの決勝2ラン本塁打で3連戦全敗の危機を脱し、ポストシーズン進出への希望を続けた。
ブルージェイズ先発のホセ・ベリオスに対し、大谷は1回の初打席を左飛で退いた。ツーストライクと不利なカウントから、3球目の外角低めのチェンジアップを捉えたが、遠くへ飛ばすことはできなかった。
ただ、先頭打者として打席に立った3回に安打を放った。ベリオスが投じた2球目のチェンジアップを打ち返し、左前安打を記録した。
その後、マイク・ムスタカスの中前安打、マット・タイスの死球で一死満塁のチャンスを得たエンゼルスは、レンフローの犠飛で先制点を記録した。三塁走者の大谷が得点を挙げた。
大谷は4回二死二塁で迎えた3打席目を敬遠で塁に出た。ブルージェイズのバッテリーは大谷と勝負せず、後続のミッキー・モニアクを打ち取ったことで作戦を成功させた。
7回には2番手ゲネシス・カブレラを相手に二ゴロで打ち取られた。フルカウントで6球目のスライダーを打ち返したが、内野を越えられずゴロに抑えられた。
そして、9回の最後の打席も敬遠に終わった。一死一塁で打席に立った大谷は、ティム・メイザ相手に1~2球目はボールを選んだ。しかし、2球目の暴投で一死二塁となったことで、ブルージェイズのバッテリーは再び敬遠で大谷を歩かせた。
大谷は2試合連続で2敬遠を記録した。また、今回も二死一、二塁からモニアクが一ゴロ、ムスタカスが二ゴロに退いたことで、エンゼルスは再び無得点で退き、トロントも「大谷回避」作戦が2度成功した。ただ、最終的な勝者はエンゼルスとなった。
(記事提供=OSEN)