大谷は1日、敵地トゥルーイスト・パークで行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数2安打、1四球、1死球と活躍した。
初打席から出塁に成功した。先頭打者ルイス・レンヒーフォの先制ソロ本塁打に続いて登場し、ブレーブス先発チャーリー・モートンと対戦して死球を得た。1ボール1ストライクで3球目のでカーブが体に当たった。以後、暴投とハンター・レンフロー、マイク・ムスタカスの連続四球で三塁まで進んだが、ランドル・グリチャックが三振に倒れ得点には繋がらなかった。
大谷に対するけん制は続いた。1-0でリードした2回二死三塁の2打席目では、申告敬遠により一塁へ進んだ。後続のC・J・クロンが中飛で退き、ブレーブスの作戦は成功に終わった。
ただ、3打席目は違った。2-0でリードした4回二死一塁で右前安打を放った。モートンが初球に投じた153kmのストレートを打ち返し、5試合連続安打を達成した。
ただ、ここでも後続のクロンが遊ゴロに打ち取られ、追加点を挙げられなかった。
大谷は3-1でリードしていた7回、先頭打者で4打席目に立ち、再び右前安打でマルチヒットを完成させた。
ブレーブス2番手のA・J・ミンターと対戦し、2ボール2ストライクから6球目のカットボールを打ち返した。しかし、出塁の喜びも束の間、後続のクロンの併殺打によってフォースアウトとなった。
最後の5打席目が一番残念だった。
3-1でリードした9回無死一、二塁でのチャンスだった。ノーボール2ストライクの不利なカウントから、ブレーブス4番手デースベル・ヘルナンデスが3球目に投じた153kmのストレートを打ち返したが、マイケル・ハリス2世の好守備でシーズン40号目の本塁打を奪われた。
ハリス2世はジャンプとともに腕を伸ばし、フェンスを越えるかと思われた打球をひったくった。
結局、2安打を記録した大谷のシーズン打率は0.302から0.305に上昇した。
ア・リーグ西地区3位のエンゼルスはアトランタを4-1で下し、3連戦の機先制圧とともに2連勝を飾った。シーズン56勝51敗だ。
エンゼルスは先発チェース・シルセスが5回3被安打(1被本塁打)、無四死球、4奪三振、1失点の好投でシーズン3勝目を記録し、打線ではチャド・ウォーラクが3安打、レンヒーフォと大谷がマルチヒットを挙げた。
また、レンヒーフォが初回、グリチャックが4回、ウォーラクが6回に本塁打を放った。
一方、ナ・リーグ東地区1位のブレーブスは4連勝に失敗し、67勝37敗を記録した。
先発モートンは6回6被安打(3被本塁打)、3四球、8奪三振、3失点のクオリティスタートという好投を見せたにもかかわらず、打線の沈黙によりシーズン9敗目を喫した。マット・オルソンの本塁打含めチーム全体で4安打と、相手投手陣を攻略できなかった。
(記事提供=OSEN)