大谷は10日、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発登板し、6回3被安打、3四球、5奪三振、1失点の好投を披露した。シーズン10勝目に成功し、防御率は「3.32」から「3.17」とした。
先発投手としてマウンドに上がった大谷は1回、先頭のラモン・ウェードを空振り三振に仕留めたが、タイロ・エストラダに四球を許した。ただ、後続のウィルマー・フローレスとジョク・ピダーソンを外野フライで処理してイニングを終えた。
2回には一死からマイケル・コンフォートの二塁打、パトリック・ベイリーの四球、そして牽制ミスで二、三塁の危機に追い込まれ、ブランドン・クロフォードの犠飛で1点を奪われたが、以降はルイス・マトスを空振り三振で制し、1失点で切り抜けた。
3回はウェードとピダーソンに安打を奪われ、二死一、三塁と再びピンチを迎えたが、失点にはつながらなかった。4回をコンフォート、ベイリー、クロフォード相手に6球で綺麗に処理した大谷は、5回もマトスを空振り三振、ウェードを中飛、エストラダを二ゴロと三者凡退で処理した。
6回、先頭打者フローレスに四球を許した大谷だが、ピダーソンを併殺打に誘導した。一気にアウトカウント2つを取った大谷は、J・D・デービスを三ゴロで処理し、同日の投球を終えた。
打席では安打こそ打てなかったが、2四球を選んで得点を挙げた。1回と3回を三振で退いた大谷は、6回に無死二塁から申告敬遠で塁に進むと、ブランドン・ドゥルーリーの左前安打と相手の失策、さらにはマイク・ムスタカスの右越え3ラン本塁打で得点に成功した。
8回にも先頭打者として打席に立つと、四球を選んで塁に出た。
エンゼルスはジャイアンツを4-1で下し、2連勝をマークした。
今回の試合で、大谷はメジャーリーグ史上初めてシーズン二桁勝利と40本塁打を同時に達成した選手となった。
(記事提供=OSEN)