ブルージェイズは23日、敵地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズで行われたボルチモア・リオールズ戦で延長10回の末6-3で勝利した。
ア・リーグ東地区3位のブルージェイズは、3連戦の機先制圧とともに3連勝をマークし、シーズン70勝目に達した。一方、4連勝に失敗した1位のオリオールズは77勝48敗となった。
先制したのはオリオールズだ。1回二死走者なしから、ガーナー・ヘンダーソンが中前安打と盗塁で得点圏の二塁まで進むと、オースティン・ヘイズがブルージェイズ先発の菊池相手に適時二塁打を放った。
ただ、ブルージェイズも直ちに反撃に出た。2回、ジョージ・スプリンガーが四球で出塁した後、ドールトン・バーショの2ラン本塁打で一気に試合を覆した。ノーボール2ストライクの不利なカウントだったが、オリオールズ先発グレイソン・ロドリゲスが3球目に投じた157kmのストレートを攻略し、シーズン16号目を記録した。その後もマット・チャップマン、ダニー・ジャンセンの連続安打でチャンスを得たが、後続が不発で霧散した。
ブルージェイズ打線は4回にも再び力を入れた。一死走者なしからチャップマンの中前安打、ジャンセンの進塁打で二死二塁とし、ケビン・キーアマイヤーが適時二塁打を放ち、点差を広げた。
オリオールズはそのまま退かなかった。 5回、10勝目を狙う菊池相手に3-3の同点に追いついた。先頭打者ホルヘ・マテオ、アドリー・ラッチマンの連続安打で一死一、二塁とすると、ヘンダーソンの打席時に走者2人がダブルスチールを試み、ブルージェイズ捕手ジャンソンの二塁送球が外れた隙を狙って三塁に到着したマテオがホームを踏んだ。なお、ヘンダーソンは三振で退いた。
オリオールズは止まらなかった。ヘイズへの四球で二死一、二塁としたところで菊池が降板すると、ブルージェイズ2番手イミ・ガルシアをジョーダン・ウェストバーグ捉え、同点の適時二塁打に成功した。
勝負所は延長10回だった。無死二塁がセットされたなか、ブランドン・ベルトが2ラン本塁打を放ち、4イニング間続いた3-3のバランスを崩した。その後、ウラジミール・ゲレーロ・ジュニアが二塁打を放つと、進塁打と暴投で得点を挙げた。
ブルージェイズ先発の菊池は4.2回7被安打、1四球、6奪三振の3失点で勝敗が付かなかった。今月3日のオリオールズ戦で9勝目の高みに達した後、3試合連続で未勝利だ。9日のクリーブランド・ガーディアンズ戦では7回1失点の好投も敗戦投手となり、直近で登板した16日のフィラデルフィア・フィリーズ戦は6回1失点で勝敗が付かなかった。
打線ではゲレーロ・ジュニアが3安打で攻撃をリードしたなか、バーショ・チャップマン、キーアマイヤーがマルチヒットで支援射撃を行った。
オリオールズの先発ロドリゲスも、6回を投げて8被安打(1被本塁打)、2四球、5奪三振の3失点にもかかわらず勝利に失敗した。敗戦投手はマイケル・バウマン。ラッチマンとウェストバーグの2安打も色あせる敗戦に終わった。
(記事提供=OSEN)