オリックスは20日、京セラドーム大阪で行われた千葉ロッテマリーンズ戦で6-2で勝利した。
オリックスは7回表まで2点リードを許したが、同回裏7回だけで一挙6得点に成功し、痛快な逆転勝ちでリーグ優勝を確定した。試合前の優勝マジックナンバーが「2」だったオリックスは、2位のロッテに勝利したことで優勝を手繰り寄せた。
3連覇を達成したオリックスだが、本拠地ファンの前で優勝したのは今回が初めてだ。
2021年はレギュラーシーズンの日程をすべて終えた後、3試合残っていた2位ロッテの試合結果を待ち、10月27日にロッテが東北楽天ゴールデンイーグルスに敗れたことで優勝が決まった。
昨年は敵地で行われた楽天とのシーズン最終戦で勝利し、福岡ソフトバンクホークスとレギュラーシーズンの成績同率を記録したが、相対戦績でリードして劇的なリーグ首位に立った。
オリックスは2021年、日本シリーズで東京ヤクルトスワローズに2勝4敗で敗れ、準優勝にとどまった。しかし、昨年の日本シリーズでは再び対戦したヤクルトを4勝1分け2敗で制し、通算5度目の日本シリーズ優勝を果たした。
一方、オリックスと同じく大阪をはじめ関西地方を本拠地する阪神タイガースは、9月14日に甲子園球場で行われた読売ジャイアンツ戦で勝利し、セ・リーグ優勝を確定した。
オリックスと阪神が同時にリーグ優勝を果たしたのは今回が初。大阪をはじめ関西地方を本拠地とする両球団が同時にリーグを制覇したのは59年ぶり2度目だ。
オリックスと阪神は日本シリーズでまだ一度も対戦したことがない。オリックスは1975年、1976年、1977年、1996年、2022年の日本シリーズで優勝したが、阪神は1985年が唯一の日本シリーズ優勝だ。
史上初のリーグ同時優勝を成し遂げたオリックスと阪神の日本シリーズでの対戦は実現するのだろうか。大阪はすでに野球の熱気で都市がお祭りムードだ。
(記事提供=OSEN)