性的暴行騒動で今季を台無しにした山川穂高がFA大型契約を控えている。
韓国メディア『OSEN』は11月27日、「性的暴行騒動→不起訴処分→17試合出場…日本の本塁打王、175億ウォンFA契約の見通し」と題し、山川に言及した。
山川は2018年(47本塁打)、2019年(43本塁打)、2022年(41本塁打)と過去3度パ・リーグ本塁打王に輝いた。2018年にはパ・リーグMVPも受賞し、今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では侍ジャパンの一員として優勝を経験した。
しかし、山川は今年5月に性的暴行疑惑に巻き込まれた。
当時、山川は20代女性が山川の性的暴行によって負傷したと警察に通報し、捜査を受けた。所属球団のさいたませいぶらいは山川を一軍エントリーから抹消し、練習からも無期限の排除とした。
性的暴行の疑いに対し、山川は「性関係は持ったのは事実だが、合意の下でなされたものだ」と性的暴行を否定した。ただ、既婚男性の山川に対する世論は冷ややかだった。
その後、山川は一軍に復帰できなかった。警察の取り調べに長い時間がかかり、8月末、東京地検は山川を証拠不十分で不起訴処分にした。 以降、山川は西武三軍に合流して練習を再開したが、西武は山川に「無期限出場停止」処分を下した。
結局、山川は今季17試合で打率0.254(59打数15安打)、0本塁打、5打点、OPS(出塁率+長打率)0.612という不振な成績でシーズンを終えた。
2022年シーズン終了後、西武は山川に4年契約を提案したが、山川はこれを断って単年契約を結んだ。年俸は2億7000万円で、山川は今季終了後のFA市場での大型契約を狙っていた。
しかし、性的暴行騒動によってわずか17試合の出場にとどまった山川は、FA市場で冷たい風にさらされるものと予想されたが、すでに昨冬から山川に関心があった福岡ソフトバンクホークスは、プライベート問題で物議を醸した山川を補強する見通しだ。
複数の日本メディアによると、ソフトバンクが山川獲得に全力を注いでいるという。それも4年総額20億円規模の好条件を提示するとみられている。韓国のウォン換算で175億ウォンに相当する金額だ。
オリックスに3年連続でパ・リーグ王者の座を譲ったソフトバンクは、積極的な戦力補強に勤しんでいる。
ソフトバンクはオリックスをパ・リーグ優勝に導き、FAとなった山崎福也の獲得競争でリーグ最下位の北海道日本ハムファイターズに敗れた。ソフトバンクは日本ハムよりも高額の契約金を提示したが、山崎は金額の少ない日本ハムを選択した。
山崎は逃したソフトバンクは、打線強化のため山川獲得に全力を尽くす見通しだ。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ