韓国メディア、去就に注目集まる大谷翔平の“地位”を絶賛「彼の存在感は天を貫く」

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2021年と今年、史上初めて満場一致のMVPを2回受賞した大谷。投打兼業でいずれもトップクラスの実力を誇示し、地位と存在感は天を貫く。

2023年シーズンは打者として135試合に出場し、打率0.304(497打数151安打)、44本塁打、95打点、OPS(出塁率+長打率)1.066。投手として23試合(132回)に登板し、10勝5敗、防御率3.14の記録を残した。

終盤戦には右肘の痛みが発生し、靭帯損傷の診断を受けてシーズンを早期に終えた。来季は投手としてプレーしない。

大谷の現在の地位は投打兼業で完成した。5億ドル水準の年俸も、投手と打者ともにトップレベルという仮定のもとで策定された年俸だ。

来年は投手としては存在感を示せない状況だが、年俸の規模はそのままだ。資金力を持つ大半の球団が大谷獲得戦に乗り出している。ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブス、トロント・ブルージェイズなどが大谷を追っている球団だ。

ただ、近いうちに遅くとも1週間以内に大谷の行き先が決まるとの見通しが出ている。

ジョン・ヘイマン記者は11月30日、「大谷がウィンターミーティングが終わる12月7日以前に契約をするというのが一般的な展望」と説明した。

続けて、「私は大谷がウィンターミーティングが終わる前に契約書にサインできると思っている。本当に楽しいことになるだろう。現時点で、大谷がウィンターミーティング期間中に契約を終えるというのが支配的な意見だ」とし、「確信することはできないが、大谷がウィンターミーティングで最も重要な迎え入れになるだろう」と説明した。

『MLB.com』のマーク・ファインサンド記者も先週、「大谷獲得に必要な費用を支払うことができる財政的な余裕がある球団は限られている。大谷がどの球団でプレーしたがり、彼のエージェントが連れて行く球団はどれほど高い順位に上がるかを考慮するだろう」とし、「大谷がテネシー州ナッシュビルで12月7日まで開かれるオーナー会議が終わるときには契約をすると推測する」と説明した。

大谷はメジャーでプレーした6シーズンの間、一度もポストシーズンの舞台に立つことができなかった。ロサンゼルス・エンゼルスの貧弱な選手層で大谷は“大黒柱”であり、常に勝利への渇望を隠さなかった。勝利できる、ポストシーズンに出場できる球団を熱望した。

そんな大谷は、アメリカ西海岸の球団を好むという。ニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックスなど、資金力を備えたアメリカ東部の球団よりは、ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレスなどが候補に挙げられた。大半の専門家は、ドジャースを大谷の最も有力な行き先と予想している。

大谷翔平
大谷翔平(写真提供=AP/アフロ)

いつどんなことが起こるかわからないのがFA交渉だが、徐々に輪郭が出ているというのが現地の大方の見方だ。

マイケル・マリノ記者は自身のSNSに、「大谷争奪戦が進行しているなかで、テキサス・レンジャーズと少なくともア・リーグ東地区のとある球団は争奪戦で脱落した。大谷が自分たちの選手にはならない感じるた球団は交渉から抜け始めた」とし、東地区のとある球団がボストン・レッドソックスだと説明した。

レンジャーズは今年のワールドシリーズ王者だ。彼らは2年前から投資を敢行しており、2022年シーズン前にはコーリー・シーガーと10年3億2500万ドル、マーカス・セミエンと7年1億7500万ドルの契約を結び、5億ドルのキーストーンコンビを構築し、ワールドシリーズ優勝につながった。

さらに、今年はマックス・シャーザー、ジョーダン・モンゴメリーらをトレードで獲得して先発陣を強化し、優勝の栄光を勝ち取った。

大谷にとっては「優勝可能な球団」だが、西海岸のチームではない。また、レッドソックスの場合、直ちに勝てる球団でもなく、西ではなく東部のチームだ。条件が合わない。

大谷は果たしてどのような選択を下すのだろうか。今後1週間、大谷の声と選択に関心を傾けざるを得ない理由だ。

(記事提供=OSEN)

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