ヘイマン記者は「ジャイアンツもイ・ジョンフに関心がある球団だ。まずは大谷翔平を狙っているが、彼を獲得できなければ、イ・ジョンフはもちろん、コディ・ベリンジャー、マット・チャップマンも狙うだろう」と伝えた。
今年はどのメジャー球団も外野補強に気を使っているようだ。ア・リーグ強豪ニューヨーク・ヤンキースもイ・ジョンフに関心を示しているようだったが、パドレスとのトレードで通算160本塁打の巨砲フアン・ソトを迎え入れた。
パドレスはソトの空白を埋めなければならない。そのため、ヘイマン記者は「パドレスがソトのトレード以後、途方もない空白を埋める選手として韓国のスター選手イ・ジョンフを注視している」と伝えた。
ジャイアンツの場合は、着実にイ・ジョンフ獲得のために動いている有力候補として取り上げられている。春季キャンプから数多くのメジャースカウトたちがイ・ジョンフを見守り、キウム・ヒーローズのホーム最終戦ではジャイアンツのピート・プティラGMが高尺スカイドームを訪問し、イ・ジョンフの韓国最後の打席を見守った。
2017年に新人ドラフト1次指名でネクセン・ヒーローズ(現キウム)に入団したイ・ジョンフは、KBOリーグ7シーズンの間で通算884試合に出場し、打率0.340、65本塁打、515打点、581得点、69盗塁、出塁率0.407、長打率0.491、OPS(出塁率+長打率)0.898の成績を残した。イ・ジョンフは2022年シーズン、打率0.349、23本塁打、113打点、OPS 0.996でMVPに輝いた。KBOリーグ最高の打者として浮上した。
今季は足首の手術で7月初めにシーズンアウトとなったが、3カ月のリハビリを経て復帰しているため、来年の春季キャンプには影響を及ぼさないものと見られる。イ・ジョンフはコンタクト能力が良く、平均以上の守備力を備えた選手と評価されている。
ジャイアンツが望む獲得候補選手は大谷だと知られている。大谷はジャイアンツに限らず、ロサンゼルス・ドジャースなど多くの球団が狙っている状況だ。ドジャースに行く可能性も高いと見られているが、まだ決まっていない。
大谷は今季、右肘の靭帯損傷でシーズンを完走できなかった。 そのため、来季は投手としてはマウンドに上がれない状況だが、打者は可能だ。今季は打者としては135試合に出場し、打率0.304、44本塁打、95打点、102得点、20盗塁、出塁率0.412、長打率0.654、OPS 1.066を記録した。 本塁打王、MVPに輝いた。
それだけ市場価値も莫大だ。『ESPN』のジェフ・パッサン記者は「大谷が最終的に契約に同意するとき、その金額は5億ドルをはるかに超えるだろう。とある消息筋は、大谷の最低5億5000万ドルの契約を予想しており、また別の消息筋は、入札金額が6億ドルに達する可能性があると話している」と伝えた。それでも、人気のFA選手であることは間違いない。
ジャイアンツが大谷獲得競争で遅れを取れば、イ・ジョンフが次のターゲットになる。イ・ジョンフはMLB7シーズンで打率0.258、178本塁打、519打点、外野手ベリンジャーと、7シーズンで打率0.240、155本塁打、426打点の内野手チャップマンらトップクラスの選手とともに、今オフに多くの注目を集めている。
(記事提供=OSEN)