親としていかがなものだろうか…。
7月11日、『週刊女性PRIME』が、元AV女優で現在はタレントとして活動する蒼井そらのブログが物議を醸していると報じた。
同メディアによると、蒼井は救急車で搬送されている息子の写真をブログに投稿。しかし、蕁麻疹などで顔が腫れ上がり、呼吸も苦しそうな状態の息子を世間に公開したことで、批判が相次いだというのだ。
記事には、普段から息子の写真をアップしていたことから、今回も同じ感覚で公開したのかもしれないと書かれていたが、時と場合を選ばなくてはならないはずだ。
思わぬタイミングで批判される結果となった蒼井だが、お隣・韓国でも同様の騒動が起こっていたことはご存知だろうか。
騒動の主人公となったのは、女優・歌手・タレントとマルチに活動しているハム・ソウォン。1997年にミス・コリアで賞を受賞したこともある人物だ。
問題となったのは、2020年12月23日に彼女が自身のYouTubeチャンネルに公開した「へジョンが泣いている理由は…?」という動画。
当時2歳の娘ヘジョン(2018年12月18日生)さんを夜間の救急病院に連れていくという内容なのだが、何が問題だったのだろうか。
というのも、助手席に座った夫が後部座席のチャイルドシートに座る娘を心配するどころか、カメラを手に嬉々として一部始終を記録していたのだ。それだけでなく、何度も「痛い?」と質問するなど、実の娘への対応とは思えない行動を取っていた。
このように、娘の一大事をコンテンツ化させたこともさることながら、救急治療室へと向かう間、ずっとヘジョンさんを抱えていたのが両親ではなく、ベビーシッターの女性だったことが火に油を注いだ。
加えて、病院到着後も撮影を続け、一般人である職員の顔を処理せずに公開したことも、非難が激化する要因の一つとなった。
この動画は炎上後に削除されたのだが、ハム・ソウォンは年明け1月3日にSNSを更新。「ヘジョンが産んでから自分が小さく見える。結婚したときは経験豊富で、うまくやれると思ったのは自分だけの錯覚だった」と炎上に対する心境を綴り、いくつかの画像を投稿した。
画像は、ハム・ソウォンに送られた応援DMの数々だった。「ある日、自分に失望してどうしていいかわからず、布団をかぶって鼻が赤くなるほど泣いたりもする」と答えたりするなど、ファンと慰め合う様子が収められていた。
「ヘジョンが産まれてから、1から10まで何もかも知らないことだらけ。毎日学び、何度やってみてもうまくいかない」などと、自身の不甲斐なさを嘆くような投稿もしていたものの、非難されても致し方ない内容だったことは否めない。
ちなみに、ハム・ソウォンが炎上したのは娘の搬送動画だけではない。18歳下夫の経歴詐称疑惑、レギュラー出演していた夫婦バラエティでの“やらせ”疑惑、自身がプロデュースするファッションアイテムの生産地詐称疑惑など、枚挙に暇がないのだ。
芸能人が、いくら「自分が商品」の職業とはいえ、家族まで巻き込むのはやり過ぎだろう。ましてや、まだ年端も行かない子どもの一大事を切り売りする神経は理解できない。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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