キム・ヘソンはドジャース祝祭に「無賃乗車」なのか。韓国メディアも危惧する理由

2025年10月21日 スポーツ #プロ野球
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「Very good, I’m happy」

ロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソンは再びシャンパンシャワーの喜びを味わった。ドジャースは10月18日(日本時間)に行われたミルウォーキー・ブルワーズとのナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ第4戦で5対1と勝利し、シリーズ4連勝でワールドシリーズ進出に成功した。2年連続の進出である。

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この日、大谷は先発投手として登板し、6イニング2被安打3四球10奪三振無失点という完璧な投球を披露し、打者としても初回に先頭車打者ホームランを放つなど3本塁打を記録した。先発投手として登板しながら打者として先頭打者ホームラン、さらに先発投手による1試合3本塁打はメジャーリーグ史上初の新記録である。大谷は再びメジャーリーグ史に名を刻んだ。

しかしながら、キム・ヘソンはチャンピオンシップシリーズで一度もグラウンドを踏むことができなかった。

ワイルドカードシリーズからディビジョンシリーズ、チャンピオンシップシリーズまでキム・ヘソンが出場したのは1試合のみであり、その1試合も代走としての出場。フィラデルフィア・フィリーズとのディビジョンシリーズ第4戦で代走として出場し、サヨナラ勝ちを決める決定的な得点を挙げるだけにとどまっている。

キム・ヘソン(写真提供=OSEN)

貢献がなかったわけではないが、キム・ヘソンは事実上ベンチで試合を見守る立場にある。チャンピオンシップシリーズを4戦全勝で突破する過程でも、キム・ヘソンには出場機会がなかった。4試合ともドジャースが主導したものの点差は大きく開かず、またロバーツ監督が勝負をかける場面がほとんどなかったため、キム・ヘソンを起用する状況自体が生じなかった。

結局、キム・ヘソンはシャンパンシャワーだけを浴びることとなった。地区優勝、ワイルドカードシリーズ勝利、ディビジョンシリーズ勝利に続く4回目のシャンパンシャワーである。本人成績はなくとも、キム・ヘソンはいつも明るい表情でワールドシリーズ進出の喜びを味わっている。

ドジャースの公式SNSはシャンパンシャワーを浴びているキム・ヘソンに近づき、気分を尋ねた。すると彼は「Very good, I’m happy」と答えた。約5秒の短い映像の中でキム・ヘソンはドジャースの一員として誰よりも喜びを表現していた。
今後の焦点は、キム・ヘソンがワールドシリーズの出場選手登録に含まれるかどうかだ。チャンピオンシップシリーズと同じような展開が続く場合、たとえエントリー入りしてもキム・ヘソンの起用は難しい可能性がある。大谷を除いた野手13人のうち、チャンピオンシップシリーズに出場していないのはキム・ヘソンのほかミゲル・ロハス、ベン・ロートベットの3人だけだ。

キム・ヘソンには走塁面での明確な強みがある。役割が重なるトミー・エドマンはチャンピオンシップシリーズで打率3割3分3厘(15打数5安打)、3打点と活躍したが、常に足首の負傷リスクを抱えているため、キム・ヘソンが必要とされる状況は十分に起こり得る。

キム・ヘソンを「無賃乗車」と見る視線も少なくない。しかしキム・ヘソンはレギュラーシーズンでチームが最も危機的な状況にあった際に救世主の役割を果たしており、依然としてチーム内で厚い信頼を得ている。

このままキム・ヘソンの秋は過ぎ去ってしまうのか。ワールドシリーズでキム・ヘソンにはどのような役割が与えられるのか注目される。

(記事提供=OSEN)

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