凶器を振り回す50代男に韓国警察官が発砲、3発中2発が命中し死亡…事件の詳細を調査

2025年02月27日 社会 #時事ジャーナル
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凶器を振り回していた50代の男に対し、韓国の警察官が実弾を発砲して死亡させた事件で、当初報道された3発ではなく、実際には2発が命中したという調査結果が出た。

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2月27日、光州(クァンジュ)警察庁によると、凶器を振り回し、警察官の発砲した実弾に当たり死亡した男(51歳)は、当初3発の実弾が命中したと報じられていたが、実際には2発のみが命中していたことが、国立科学捜査研究院(以下、国科捜)の初回解剖結果で明らかになった。

2発が命中、1発は行方不明 2月26日午前3時7分頃、男は光州東区の金南公園付近の路地で、ストーカーの疑いがあるとの通報を受けて出動した警察官に対し、突然凶器を振り回して暴れた。

現場にいた警察官は、男を制圧するためにテーザー銃を発射したが、テーザー銃の電極針が厚手のコートを貫通できず、制圧に失敗した。

男はその後も凶器を振り回し続け、顔などに怪我を負った警察官が拳銃で実弾3発を発射した。

拳銃
(写真=Pexels)

銃撃を受けた男は病院に搬送されたが、最終的に死亡。警察官も顔などに負傷して緊急手術を受けた。男と格闘中に転倒し、頭部を負傷、脳出血の症状まで訴えていると伝えられている。

国科捜によると、発砲された実弾1発は男の左胸下の横隔膜付近に体内に留まった状態で発見された。もう1発の実弾は腹部を貫通して右脇腹から体外に出たとされる。

ただし、もう1発の弾丸は男の遺体からは確認されていない。

警察は、男が凶器を振り回して警察官に怪我を負わせたため、警察官が実弾3発を発射したが、そのうち2発が命中し、残りの1発は外れたと推定している。

事件直後の遺体検視では、実弾が体内に入った際にできる「射入口」と、体内を貫通して体外に抜けた「射出口」を正確に区別することが難しかったため、男が3発の実弾を受けたと誤って伝えられていたと説明された。

国科捜の解剖医は「左胸下の横隔膜付近の銃創が男の死亡の主要原因」とみており、「腹腔内の過剰出血が一次的な死亡原因である」との所見を示した。

国科捜は今後、男の正確な死因を特定するための追加の死因分析に着手する予定だ。

なお、警察は事件現場周辺の監視カメラ映像や警察官のボディカメラ映像を分析し、事件の再構成を行うとともに、男の過去の行動歴を調査し、計画犯罪の可能性についても捜査を進めている。

(記事提供=時事ジャーナル)

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