しかし、最近ではグローバル化の弊害もあってか、自国の文字に対するリスペクトが減っているようだ。それを象徴するようなトラブルが相次ぎ、韓国国内でちょっとした論争となっている。
それが、お店で提示されるメニューに「ハングルがない」店が増えているということだ。
発端となったのは、とあるオンラインコミュニティに投稿された「メニュー表はハングルで書くようにしてほしい」という記事。これを見ると、英語だけで書かれたメニューの画像が多く添付されていた。
この投稿を見たネットユーザーからは、「英語表記が悪いとは言わないが、ハングルも書け」「客への配慮がない」「韓国で営業しているのに、自国客への配慮が感じられない」「どこの国で営業している店だ」など、多くの意見が上がっていた。
さらに、こうした話題が広まると、「外国人専用なんだろうから、行かないように不買運動しよう」「そんなお店には行かなければいい」「外国人向けに見せかけといて、店員のほとんどは英語を話せないだろうな」など、冷ややかな意見も目立っていた。
観光客に向けてアピールすることも一つの手段だ。ただ、一番大切な自国民に向けたサービスを忘れてしまえば、いつか足下をすくわれてしまうのではないか…。
(文=サーチコリアニュース編集部)