結婚式に招待されたとき、祝福の気持ちと同時に感じるのが、ご祝儀による財布への負担だ。
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今の日本では3万円が相場とされるが、お隣・韓国はどうだろう。韓国のご祝儀事情を見てみよう。
韓国ではご祝儀は奇数の金額を包むことが一般的だ。
この考えの基本は陰陽五行説であり、陽は奇数、陰は偶数という考えから、めでたい席である結婚式のご祝儀では奇数の金額を入れるべきという考えが生まれた。
例外となるのは10万ウォンだ。これは、奇数の3と7が合わさっている数字のため、奇数とみなす考えのようだ。
こうした考えの結果、韓国のご祝儀相場は3万ウォン、5万ウォン、7万ウォン、10万ウォンが定番だ。一時期は3万ウォンが多かったが、近年では5万ウォンが主流とも言われている。最近の相場事情はどうだろう。
10月26日、KB国民カードがアンケート調査を行った結果、「5万ウォン以下」が53%ともっとも多く、「5万ウォン以上10万ウォン以下」が44%、「10万ウォン以上20万ウォン以下」が2%、「20万ウォン以上」が1%という結果になった。
また、ご祝儀額の決め手としては「同伴者の有無」、「式場の豪華さ」などが金額に影響を与えることがわかった。
こうしたご祝儀文化に、韓国ネット民の間では「この文化が廃れて欲しい。お祝いはしたいけど、ご祝儀が辛すぎる」「結婚式は呼ばないで欲しい」「貰った分だけ入れる」など、予想以上に「できれば呼ばないで欲しい」という意見が多く上がった。
友人や身内の結婚式は確かにめでたいが、ご祝儀を払うのが辛いという気持ちもわかる。難しい問題だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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