中学生の4割が「将来やりたい仕事がない」と答える韓国…アンケート調査で見る子どもたちのリアル

2023年11月30日 社会 #アンケート
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韓国政府の教育部と韓国職業能力研究院によって実施された「2023年初・中・高進路教育現況調査」は、2023年6月から7月の間、全国1200校の小学校・中学・高校に在籍する学生2万3300人を対象に行われた。

調査の結果、将来の希望職業TOP3は小学生が「スポーツ選手」「医師」「教師」、中学生が「教師」「医師」「スポーツ選手」、高校生が「教師」「看護師」「生命科学者及び研究員」という順位となった。

順位を見ると、学生たちの「保健・医療」分野への関心が高まっているのが目立つ。実際、医者を夢見る小学生の割合は昨年の4位から2位に上がっており、高校でも昨年の7位から今年は5位にまで上がっている。

一方、「希望する職業がない」という回答は小学性が20.7%、中学性が41.0%と昨年よりも増えた。

高校生は減少傾向にあったものの、「何をしたいのかかわからない」という回答は最も多かった。

写真はイメージ
写真はイメージ(写真=写真AC)

こうした結果に、韓国国内では「教師の立場の弱さが報じられてるのに、教師人気がまだあるのが意外」「基礎科学分野の研究職に就きたいという学生がいないのが残念。今後も我が国の弱点になりそうだ」「子どもたちもどんどんリアルを感じるようになっている」など、さまざまな意見が挙がっていた。

学生時代の夢を叶えられる人は一握りかもしれない。それでも、夢を抱いて努力する学生が増えていってほしいものだ。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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