コロナ禍を経て人々の生活様式は大きく変化した。特に、集団で飲食する機会は大幅に減少した。
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2023年の年末は、感染拡大による自粛が明けてから初の年末だったわけだが、とあるアンケートでは今シーズンの忘年会・新年会の実施予定率は54.4%に過ぎないことがわかった。
その要因には景気が悪いこともあるが、ただ単に参加することに難を示す人が増えたことも理由の一つと言えるだろう。
こうした現状は韓国も同様で、お隣でも今シーズンの忘年会開催は減少傾向にあるようだ。
韓国の就職プラットフォーム「ジョブコリア」が会社員1097人を対象にアンケート調査をした結果、「昨年よりも忘年会が少なくなった」と答えた比率は53.5%だった。
「昨年と同様」は35.8%で、「昨年より多い」は10.7%だった。意外にも、韓国も日本と似たような結果になったわけだ。
また、忘年会の形式では「飲酒タイプ」が56.2%と俄然多い一方、「ランチタイムタイプ」(18.6%)、「ホテルビュッフェタイプ」(10.5%) 、「文化公演タイプ」(5.2%)など、形式も多様化しているようだ。
なかには、特に集まることはせず商品券の贈呈のみで終わるケースも多いという。
この結果に、韓国ネット民の間では「別にしなくてもいい」「不景気というトンネルの終わりが見えないし、今年よりも来年はもっと大変になるだろう」「お酒は会社関係抜きで飲みたい」など、さまざまなコメントが寄せられていた。
最近では「NO」と言える人が増え、飲み会の参加しない人も増えてきている。年末年始の風物詩といえる忘年会・新年会だが、この文化もどんどん縮小していくのかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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