電動キックボードの普及は順調に進んでいる。その一方で、一定条件を満たせば免許なしで運転できることから事故も増えている。
警察庁によると、昨年7月から今年4月にかけて、「特定小型ボード」関連の事故は全国で164件発生していたことがわかっている。2020年の事故件数が4件だったことから、確実に増えていることがわかる。
一方、電動キックボードに関するトラブルはお隣・韓国はより深刻だ。
韓国道路交通公団によると、昨年の個人型移動装置により発生した交通事故は2389件、死者24人、負傷者2622人と集計された。ヘルメット着用義務、同乗禁止など、規制が強化されたのにも関わらずだ。
そんななか、あるオンラインコミュニティには「今まで見た中で歴代級」というタイトルの映像が投稿された。そこには、ヘルメットや保護装備を一切つけていない男女がキックボードに2人乗りして、道路を逆走している姿が収められていた。
これには韓国ネット民たちも、「勝手に事故るのは構わないが、周りを巻き込むな」「道路の逆走は電動キックボード以前の問題」「2人の行き先は病院か墓場かな」など、辛辣な意見が目立った。
また、電動キックボードを巡るトラブルとしては、BTSのSUGAが酒を飲んで電動キックボードを運転し、反則金と免許取り消しの処分を受けている。のちに電動キックボードではなく、電動スクーターだったことが判明しているが、その悪質さは変わらない。むしろより酷いと言えるだろう。
道路は危険が多い。自分だけは大丈夫という考えはとても危険だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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