韓国アイドルグループBTSのSUGAが、飲酒運転で警察のお世話になったと注目を集めている。しかも、兵役中にだ。
8月7日、所属事務所のBIGHIT MUSICは、SUGAが電動キックボードを飲酒運転したことについて謝罪。「SUGAは6日(火)夜、飲酒状態で帰宅する途中、ヘルメットを着用した状態で電動キックボードを利用した。500mほど移動したあと、駐車時に転倒し、周辺にいた警察が飲酒測定した結果、罰則金と免許取り消し処分を受けた。人命被害や財産被害は発生しておらず、警察の引き継ぎの下、帰宅した」と説明している。
SUGAは昨年9月より社会服務要員として兵役義務を履行しており、今年3月には論山(ノンサン)訓練所に入所し、3週間の基礎軍事訓練を受けた。SUGAの除隊は2025年6月21日を予定している。
SUGAはなぜ、兵役期間中に“飲酒運転”をしてしまったのだろうか。その答えは本人の謝罪文にあった。
「私は昨夜、食事の席で酒を飲んだあと、電動キックボードに乗って帰宅した。近い距離という安易な考えと、飲酒状態では電動キックボード利用してはいけないということを知らず、道路交通法規に違反した」
1993年生まれで今年31歳の立派な大人にもかかわらず、飲酒運転してはいけないことを知らなかったというのだ。
韓国では、電動キックボードは道路交通法上の「原動機付き自転車」に該当し、自動車の飲酒運転と同じ罰則を受ける。電動キックボードは最近になって広く普及したため、この決まりを知らなかった可能性はあるが、危険性の高い乗り物に飲酒した状態で乗ってはいけないと思わなかったのか。迂闊だと言わざるを得ない。
実際、韓国警察庁統計が2022年に発表した、電動キックボード、電動自転車など個人型移動装置(PM)事故の件数は、2017年:117件、2018年:225件、 2019年:447件、2020年:897件、2021年:1735件と、年々増加傾向にある。
今年6月に除隊したJINをはじめ、メンバー全員が誠実な態度で兵役に臨んできたことで、活動がない期間も高い評価を受けてきたBTS。にもかかわらず、久しぶりのニュースが不祥事ということでファンは驚きを隠せないようだ。
SNSなどには、「ファンだけどこれはダメでしょう」「大やらかしだね」「いい大人が情けない」といった非難する声が上がった一方、「人間誰でも失敗するよ」「反省したら切り替えて前に進んでほしい」「これからもユンギ(SUGA本名)を愛していく」「一人で転んだだけだし、これ以上責められませんように…」などのコメントも見受けられた。
SUGAはほかのメンバーとは異なり、軍部隊には配属されず、社会服務要員として公的機関で勤務していることから、油断してしまったのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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