お客さんのなかで妊婦にだけ特典を与える「妊婦割引き」で注目を集めている韓国のパン屋が、妊婦と嘘をついてサービスを悪用する人への対策を明らかにした。
韓国・大田(テジョン)地域にある人気のパン屋「聖心堂(ソンシムダン)」は10月8日、公式インスタグラムを通じて「妊婦フリーパス案内」というタイトルの投稿を掲載し、妊婦の確認方法を説明した。
それによると、妊婦を対象とした割引やフリーパス制度を利用するためには、妊娠証明書や母子手帳を持参する必要がある。これによって出産予定日を確認し、身分証と照合する。妊娠であることが確認されると、妊婦とその同伴者1人までは列に並ばずに店舗に入場でき、店舗の端末を利用した支払い金額の5%が割引も適用されるというものだ。
聖心堂がわざわざこの案内を発表したのは、妊婦ではないにもかかわらず「マタニティマーク」を手に入れ、このサービスを悪用する人がいるという主張が続いたからだろう。
実際に前日の10月7日、とあるオンラインコミュニティには「聖心堂の妊婦割引きを悪用する人々」という文章が上がり、議論となった。
その作成者は「妻が今日、聖心堂に行ったのだが、お店の従業員が言うには、妊婦バッジ(マタニティマーク)を持っていけば5%割引が受けられるというサービスが知られるや否や、バッジだけを手に入れて持ってくる詐欺師たちが急増したそうだ」と伝えた。
そして「今週からは母子手帳も持参しなければならないという。聖心堂に行く人は参考にしてほしい」と知らせた。
この「妊婦割引き」自体についても賛否があるなかで、そのサービスを悪用する人まで出ており、お店側も悩みが増える一方だ。
関連報道に触れたオンラインユーザーらは「パンを食べようと良心を売る」「良いサービスを駄目にする人々」「この国では配慮したら悪用してサービス自体がなくなってしまう」「もうやめるしかないね」といった反応見せた。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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