男女対立を煽りに煽る韓国ウェブトゥーン作品が議論に…淫らな女性を妻にした「ポンポン男」が異世界へ?

2024年10月09日 話題
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ナスダック上場後、株価が急落した韓国発の縦読みウェブ漫画「ウェブトゥーン」の雄、ネイバーウェブトゥーンが再び議論になっている。

【注目】ウェブトゥーンが大失速…ユーザー離れに株価急落、集団訴訟まで

嫌悪表現や男女対立を助長する内容が含まれている作品が、ネイバーウェブトゥーンの公募展で一次審査を通過したからだ。その賛否をめぐってオンライン上で議論が過熱している。

問題となっているのは、『異世界ポンポン男』(原題)というウェブトゥーン作品だ。

「ポンポン男」の意味

「ポンポン男(ナム)」とは、過去に複数の男性と関係を持った女性と結婚した既婚男性を「洗剤」に例えたネットスラングだ。「淫らな女性」を最後に「洗った男」を揶揄する意味が込められている。このスラング自体が男女対立を引き起こす表現といえるだろう。

『異世界ポンポン男』は、家庭を捨てて浮気した妻に全財産の半分と養育権を奪われた夫が、亡くなった後に異世界に行くというあらすじ。作中には、浮気をしながらも家庭内暴力として認められるために自傷行為を試みる女性キャラクターや、「現行法は過度に女性に有利だ」といった内容のセリフが登場する。

『異世界ポンポン男』のページ
(画像=ネイバーウェブトゥーン)『異世界ポンポン男』のページ

同作品はネイバーウェブトゥーン編集部の一次審査を通過して、二次審査を控えている状況。しかし「ポンポン男」というタイトルなど、男女対立を引き起こす嫌悪表現やテーマが扱われているため、コメント戦争が繰り広げられている。

『異世界ポンポン男』のコメント欄には、「男性たちが参考にすると良いウェブトゥーン」「堂々としているのであれば黙っていろ」「ネイバーがこのウェブトゥーンを排除したらフェミニスト集団だ」といったコメントが並ぶ。男性の問題点を指摘するコメントも続いている。

10月7日には「ネイバーウェブトゥーン不買」というハッシュタグがX(旧ツイッター)でリアルタイムトレンドとなった。一部からは、ネイバーウェブトゥーンが特定の男女対立や嫌悪を助長する作品を支持したと批判の声が上がった。

ただ、「どんな方向であれ、創作物における表現の自由を妨げるべきではない」「そういう題材を扱う作品なのに、なぜ不買運動に発展するのか理解できない」「テーマ自体が不快である可能性はあるが、削除を求めるのは過剰な対応だ」といった意見もあった。

1次審査に続いて2次審査で作品が評価された場合、正式に連載が決まる可能性があるという。しかしネイバーウェブトゥーンとしては、現時点で作品に介入することは難しい状況だ。『異世界ポンポン男』は公募展に提出された作品に過ぎず、ネイバーウェブトゥーンの作品ではないからだ。

表現の自由とプラットフォーム側の規制という難しい問題を抱えつつ、『異世界ポンポン男』が2次審査を通過し正式な連載に至るのか、今後の展開に注目が集まっている。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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