韓国のソウル市が用意した婚活イベントで、参加者の半分がカップルとして成立した。
11月27日、ソウル市は11月23日に行われた婚活イベント「ときめき、in 漢江(ハンガン)」を通じて、27組のカップルが成立したと発表した。マッチング率は54%だったという。
ソウル市の婚活イベントは、ソウル市がウリィ銀行と協力し、市内在住の25~39歳の未婚男女100人の出会いをサポートする趣旨で行われた。参加者を募集すると応募者が殺到し、最終的に競争率は33倍となった。
イベントに参加した男女100人は、恋愛コーチング、漢江でのヨット体験、レクリエーションゲーム、1対1の会話、カクテルデートなどのプログラムを楽しんだ。参加者たちはイベントの最後に気に入った異性を1位から3位まで記入し、ソウル市はマッチングされたカップルに対して翌日午前11時に結果を知らせた。
参加者を対象にしたアンケートでは、回答者の84%がイベントに満足を示したという。
ソウル市は、新たに誕生した27組のカップルに食事券や文化体験の観覧券など、30万ウォン(約3万3000円)相当のデートパッケージを提供し、互いにもっと知り合う時間を持ち、思い出を作る手助けをする計画だ。
ソウル市女性家族室のキム・ソンスン室長は「今後、企業の後援などを通じて、このイベントを継続的に開催し、より多くの未婚男女に出会いの機会を提供できるよう努めていきたい」と話した。
ソウル市の婚活イベントが一定の成果を収めたことについて、韓国のオンライン上では「そのカップルが結婚してこそ成功ではないか?」「祝福して励ましてあげればいい」「質素な女性を見つけて結婚することをお勧めする」「わざわざあんなところに行ってまで出会わなければならないのか?」といった意見が見られた。
韓国統計庁によると、ソウル在住の30代は未婚率が62.8%に上る。特にソウル市で暮らす30代男性に限ると未婚率は68.3%と、7割に迫っているのが現状だ。
そんなソウル市が行った婚活イベントが定例化し、一定の成果を収めるのか注目したい。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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